《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ 魔術争乱“くはしりて うがごとし”

▼Opening#1
メインキャスト:アゼル シーンカード:カブキ(門出)
舞台:●5年前・聖母殿
《難攻不落》っ!!!TOPトーキョーNOVAオンラインセッションリプレイ魔術争乱“疾くはしりて 患うがごとし”オープニングフェイズ1st

RL伏見堂: 忘れない。あのときの事は、あのときの―――惨劇は。
RL伏見堂: 5年前に行われた真教浄化派“氷の静謐”の離反。
RL伏見堂: その際に行われた殲滅戦。数々の同志が死に、友人が殺され、馴染みの者達が滅んだ。
RL伏見堂: そして―――それを行った、君の親友にして、いや―――
RL伏見堂: もう一人の君を。

トーキョーN◎VA -The Detonation-

くはしりて うがごとし






かくて運命の扉は開かれた―――
UR in舞台裏: お、セピアなシーンだ
RL伏見堂: 鉄錆と枯れ草の臭い―――噎せ返るような生の臭い。
RL伏見堂: それらは急速に腐敗し、死へと変わり往く。聖域たるこの場は生と死の混在する、不浄の地となる。
RL伏見堂: 君の目の前には、無数の骸。その中心に立つは白。美しき白の髪と銀の瞳。
RL伏見堂: 身に纏う衣は白にして赤。彼の聖人は血に濡れた法衣のまま立ち尽くす。

RL伏見堂: 「―――…」
アゼル: 「…何故、だ―――…」

アゼル: 呟く表情は苦々しい。何故、という言葉を幾度となく繰り返す。
アゼル: 自らの半身は、何故、今、俺の前にて刃を携える―――

RL伏見堂: 「―――…何故、か」
RL伏見堂: 「―――…愚かな問い、だ。…愚かな―――…言葉だ」

アゼル: 「………」

RL伏見堂: 「―――…俺がいて、お前がいる。ならば―――…これは運命だ」
アゼル: 「―――…運命…」
RL伏見堂: 「進み続けるしかない、己(オレ)も―――…オマエも―――…」

RL伏見堂: そういうと、鏡写しのように“光 -Lux-”は剣を抜く。
RL伏見堂: その名に相応しい剣は、彼が絶滅騎士団で在ったときはありとあらゆる悪を裂き、魔を断ち、神を斬ったとされる―――

RL伏見堂: 「征くぞ―――…」 

RL伏見堂: “光 -Lux-”が動く。その動きは、瞬速を超えて神速。振り下ろされる剣の一撃は正に光の如し―――
アゼル: 一歩前に出る、右の手で抜刀―――跳ね上げる。

RL伏見堂: 金属の音色が響きわたり―――…全ての色が失われて行く。





RL伏見堂: 君が目を覚ましたのは、いつもの部屋のいつものベッドの上だった。

アゼル: 「―――…」 汗を拭う。息を吐く。10分もの時間が過ぎて、夢だったことを認識する。

RL伏見堂: それは―――…君がまだ“銘無し”だった時代の話だった。





RL伏見堂: ―――…Scene End...
UR in舞台裏: 先代か
Judas in舞台裏: うみ
アゼルin舞台裏: …先代とか出てくるとは…(笑)


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