RL揚： 舞台はミトラス大陸の砂漠地帯。
RL揚： 化石のように固くなった世界樹の残骸によじ登ってきた。

RL揚： 春日「………ふむ、酷いものだな。」
高倉： （ミトラス…今となっては全てが懐かしい。）その上で風を感じながら立ち尽くす。


RL揚： 見渡す限りの荒野。僅かな期間でここは生命の住めない環境になってしまっている。
RL揚： 君の知るこの場所は、緑茂る密林だったはずだ。


RL揚： 春日「………世界樹の中心は………ここだ。」
RL揚： 春日「高倉君、“世界樹の種”を。」
高倉： 「分かりました。」

高倉： 春日に背中に背負った鞄から取り出した世界樹の種を渡す。
RL揚： 春日は、世界樹の中心………レイラインの中枢に………種を植える。
高倉： 「…」それを後ろから見つめる。
高倉： （この血にまみれた手では…この樹を植えるのには相応しくは無い。）

RL揚： ぴしぴし、と音を立て、種の表皮から根が生え、世界樹の中に融合していく。

RL揚： 春日「………再生にはしばらく時間がかかるだろう。」
RL揚： 春日「だが、これでここも、きっと息を吹き返す。」
高倉： 「えぇ、そうですね。」



RL揚： 春日「さぁ、後4箇所だ。頑張ろうか。」
高倉： 「分かりました。」荷物を再び背負い歩き出す。



高倉： （戦友達よ…俺が貴方達のところに行くにはまだ少し時間をくれないか？）

高倉： 「…まだ・・・俺は世界がどうなるかを見て居たいんだ。」



高倉： ミトラスの風は彼の言葉を優しく包んで…

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