《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“【難攻不落大戦−GA,I−】〜悪魔法則〜”

クライマックスフェイズ2nd
シーンカード:レッガー
シーンキャスト:ALL
舞台:鍾乳洞
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GRL NOIS in舞台裏: BGM:encounter
GRL NOIS in舞台裏: あくしょん


BGM:Fate/hollow ataraxia ORIGINAL SOUNDTRACK 13. encounter



GRL NOIS: 足元もおぼつかないこの鍾乳洞。
GRL NOIS: だがしかし、床には大勢の人間が動き回った後がある。
GRL NOIS: まるで、何か大量の物資をこの奥へと搬入するかのように。


マリー: 「何だ……この場所は」

マリー: 自然と、脚が早まる。

GRL NOIS: 零一は気がつく。
零一:                     「───?」

GRL NOIS: 此処の空気は、“森”に似ている
GRL NOIS: ならば、この奥にあるのは――

零一:                     「───真逆、何故───?」

零一: 足が速くなるのは、マリー以上に。
零一: 追い抜かんばかりの速さで………駆け出す。


マリーin舞台裏: おい、真逆 なんか居るんか!?(笑
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 抜け駆けてみるw
ルキアin舞台裏: ぬけがけぇぇ


GRL NOIS: 駆けていったその先
GRL NOIS: 一際明るい輝きが通路の奥に見える。
GRL NOIS: そこを超えると、巨大な空間に躍り出た。

GRL NOIS: 直径は100mを超える真円の泉。
零一: 何故、何故、何故───疑問符が頭に溢れ返る。
GRL NOIS: その中心に、1つの炉心と
GRL NOIS: 1人の男、1人の老人、
GRL NOIS: そして、巨大な狸が居た。


零一in舞台裏: たぬきぃぃぃぃぃっ!!!W
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ なんだい皆してたぬきたぬきとw
ルキアin舞台裏: ( ◎m◎)たぬきだからたぬきと
マリーin舞台裏: タヌーキ。


GRL NOIS: アスカーリ「……」
零一: 「アスカーリ。」
GRL NOIS: アスカーリ「何故此処に来た」
零一:                  泉の縁で足を止め、3者を見る。
零一: 「此処は“敵地”。」
零一: 「だからこそ、俺は、来た。」
零一: 「“蛇”も、追放したとは言え、貴方も………俺にとっては、他人事では済まされない。」
零一:  
GRL NOIS: アスカーリ「……」
GRL NOIS: アスカーリ「情に流されるな。大局を見ろ」
零一: 「貴方の事は『追放した、“蛇”とは関係ない』と、言えと?」
零一: 「───無理だ。そんな事を口にすれば、俺は死ぬ。」

GRL NOIS: アスカーリ「そうか……」
GRL NOIS: アスカーリ「私が甘かったようだ」
零一: 「済まない。だが─── 一人で背負い込ませるには、」
零一: 「貴方が行おうとしている事は、重すぎる。」
GRL NOIS: アスカーリ「喋った事だけでお前の認識を揺らがせられると思った私が浅はかだった。こうならない為に、伝えた筈だったのだがな」
零一: 「───何をする気だ。」


GRL NOIS in舞台裏: ちなみに ピューリッツァ アスカーリ 大狸 です。居るの。
零一in舞台裏: |っ_A_)っそ
ルキアin舞台裏: ( ◎m◎)
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 何をする気だ親父どもおおおおおおっ??!w
マリーin舞台裏: ( ゚-゚)
マリーin舞台裏: ( ゚-゚) おま。

GRL NOIS in舞台裏: ピューリッツァは 基本的に目がぐるぐるしてる。
マリーin舞台裏: ( ゚-゚)そ
零一in舞台裏: |っ_A_)っ ああ、そうか、洗脳アタックか。w
ルキアin舞台裏: ( ◎m◎)ぐ〜るぐ〜る
ルキアin舞台裏: ( ◎m◎)あなたを、黒幕です


GRL NOIS: アスカーリ「それは……」
GRL NOIS: 大狸「此処に来て黙っていたって変わらないでしょう。アスカーリ」
マリー: 「そうだな。さっさと話せ」
マリー: 「──さっさと、うちの優秀な人材を、返して貰いたい」
GRL NOIS: 大狸「はっはっは。返して貰いたい、ですか。これはいい」
マリー: 多少息をきらせながら、零一の真横に並ぶ。
GRL NOIS: 大狸「我が友、“見えざる腕の”アスカーリは自らの意思で行動を共にしているのですよ? 返せ、などと言われてはとんだ誤解ですね」
GRL NOIS: アスカーリ「……そうだな。伝えよう」


GRL NOIS in舞台裏: BGM:MAELSTROM アナザースコア09


BGM:Fate/another score-super remix tracks- 9. MAELSTROM


GRL NOIS: アスカーリは1つの燃料を持ち上げる。
GRL NOIS: それはレンガブロック大の大きさであり
GRL NOIS: また、クリスタルのように透明な輝きを放っていた。
ルキア: 「―――それが、どうかしたというのか」
GRL NOIS: 大狸「似ていると、思わないですか? “ツォハルの杯”」
GRL NOIS: 大狸「我らが敬愛するあのAliceBlueの棺そのものに」


マリーin舞台裏: なんだよその燃料!w
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜) はっはっは。勘違いしてもらっちゃぁ困るな。
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ これを知らないのはPLであって、
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ PCたちはこれが当然の燃料なんだよ。
ルキアin舞台裏: ( ◎m◎)石英閃白石、ってちがうのかw
マリーin舞台裏: ( ゚-゚)そ 何ィッ
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ 誰も疑問に思わなかったからあいあむが言わなかっただけさ!
マリーin舞台裏: な、なんだ、何だッ!?w


ルキア: 「―――」
GRL NOIS: アスカーリ「似ていると思わないか? 零一」
GRL NOIS: アスカーリ「此処の空気の静謐さは、“森”そのものに」
零一: 「───………。」
零一: 「それは───詰まり………」


零一in舞台裏: |っ_A_)っ
零一in舞台裏: |っ_A_)っ なんだ。詰まりなんなんだ?w (ぉぃ


GRL NOIS: 大狸「確かー、灰羽の蛇は、森の中で静かに生を過ごしている」
GRL NOIS: アスカーリ「AliceBlueは、クリスタルの中で眠り続けている」
GRL NOIS: アスカーリ「つまり――」

GRL NOIS: 大狸「規模が違うだけで、起きている現象は同じ物なのですよ」
マリー: 「………何が言いたいんだ。」
GRL NOIS: 大狸「そして、アイゼン・ヌル」
マリー: 「それが何だと言──……」
ルキア: 「――――」

GRL NOIS: 大狸「何故、あの要塞が難攻不落なのだと思いますか?」
GRL NOIS: 大狸「兵員の質が高いから? 指揮官が有能だから?」
GRL NOIS: 大狸「いいや、違う。違うのです」

GRL NOIS: 大狸「あるのですよ。アイゼン・ヌルにも」
マリー: 「………なん…だと」
GRL NOIS: 大狸「AliceBlueのクリスタルや、灰羽の蛇の森のように!」
GRL NOIS: 大狸「難攻不落のドーム、という形でね!」
マリー: 「───馬鹿を、言うな……あそこは…ッ!」
GRL NOIS: 大狸「そして、その中心にある、言わばAliceBlueや蛇と同じ存在に」

GRL NOIS: 大狸は、ぽんぽん、と炉心を叩き

GRL NOIS: 大狸「これと、似た物が在ります」
マリー: 「───ッ……動力炉心……の事、か?」
マリー: 「廃棄された…ものを、再稼動させた……だけだ、あれは──」

GRL NOIS: 大狸「そう、そこなのです。そこが他のコア達とは大きく違う」
GRL NOIS: 大狸「他のコアは生命を抱いている。故に、寿命が在る」
GRL NOIS: 大狸「他のコアは命を封じている。故に、溶けなければ動く事は出来ない」
GRL NOIS: 大狸「だが、此処の施設は違う」
GRL NOIS: 大狸「アイゼン・ヌルは、命を奪い取る事によって、その機能を維持し続ける事が出来るのですよっ!」
GRL NOIS: 大狸「この、燃料という命を使って、ね」

マリー: 「…………馬鹿な、お前は……何を?」
マリー:         ─だって、あそこは
マリー: 「……あそこは……私の──」
マリー:         ─そう、20年も前に…

GRL NOIS: 大狸「我々はこの3つの存在に、Originという名を付けました」
GRL NOIS: 大狸「そして、ここにOriginになる欠片の炉心があり、大量の命が在る」
GRL NOIS: 大狸「もうお分かりいただけた事と思います。此処に我々が居る意味が」
ルキア: 「……―origin――そうか、そういう事か」

零一: 「───まて。」
零一: 「それは、“燃料”は、
零一: 「一体、どのくらいあって、
零一: 「───どれだけ必要なんだ?」

GRL NOIS: 大狸「世界に在る命の数を数える事が出来るのであれば、数えてみて下さい」
GRL NOIS: 大狸「考えてみて下さい」
GRL NOIS: 大狸「何故、この世界には魔道具が少ないのでしょう? なぜ科学技術に見合った常識が生まれていないのでしょう?」


零一in舞台裏: |っ_A_)っ
零一in舞台裏: |っ_A_)っ まて、 えぐいぞRLッ?!w


GRL NOIS: 大狸「現在では作られているのが当然の技術が発展しておらず、過去から受け継がれている筈の道具も無い」
GRL NOIS: 大狸「何故、なぜ、ナゼ」
GRL NOIS: 大狸「答えは、此処にありました」


マリーin舞台裏: ば っちょ
零一in舞台裏: |っ_A_)っ っていうか NOVAじゃねぇぇぇぇぇぇっ?!w
マリーin舞台裏: ぁぁぁぁぁぁぁっ!w
零一in舞台裏: |っ_A_)っ きっ、きさっw< 笑いすぎ
マリーin舞台裏: N◎VA世界観に真正面から挑んでないかァァァァァァッ!?(笑

マリーin舞台裏: おち、おち、落ち着け 落ち着けェェェェエエエエエエエエエ!(笑

零一in舞台裏: |っ_A_)っ ちょ、おまっ、狸ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!w
マリーin舞台裏: やっぱこの狸RLだろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!(笑
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 資源ってそう言う意味くぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!
ルキアin舞台裏: ( ◎m◎)たぬーーー


GRL NOIS: 大狸「世界から業物が失われた理由は唯1つ。3つのOriginを生み出す為だったのですよ」
GRL NOIS: 大狸「そして、我らは此処にチャンスを得る事が出来ました」
GRL NOIS: 大狸「更なる命を捧げる事が出来れば、この炉心システムを扱い、Originを生み出す事が出来る」
GRL NOIS: 大狸「さて、世界から次は何が失われるのでしょうね?」
零一: 「命───………。」


GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ んー? どうしたんですか。ちみたちー
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ 組織を作ったのは、貴方たちでしょう?
零一in舞台裏: |っ_A_)っ あ、悪過ぎるw
マリーin舞台裏: 俺達は 業物の封印と引き換えに 組織を手に入れたのか──?

零一in舞台裏: |っ_A_)っ 応用───ささげる命って、何をどれだけ捧げるんだぁぁぁっ!!!w
GRL NOIS in舞台裏: そうですね。 次に失うのは、 アウトフィット全体、とかですかね。
零一in舞台裏: |っ_A_)っ ぶっw
マリーin舞台裏: 阿呆かぁあああああああああああああああ!(笑
零一in舞台裏: |っ_A_)っ ………いや、組織の存続のために………
零一in舞台裏: |っ_A_)っ この狸を捧げて………いやいやいや
ルキアin舞台裏: つまり、我等が戦争する理由が出来たという事ジャマイカ(ぇ
GRL NOIS in舞台裏: はっはっは。
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ 別に戦わんでもいいですよ? タイムリミットは半年ですが >2組織
マリーin舞台裏: ( ゚-゚) 悪すぎる
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 悪だw 狸めw


GRL NOIS: アスカーリ「……私は、このシステムを応用し、“森”を存続させたいのだよ。零一」
ルキア: 「――今のoriginであり、そして――今生きる者」
GRL NOIS: アスカーリ「灰羽の蛇に、燃料を補給する事が出来れば、森は持続する事が出来る。」
GRL NOIS: 大狸「そうです。その通りですよ。ルキア・バール」
GRL NOIS: 大狸「Originを作り上げる事が出来たとして、次はそれに捧げる燃料問題があります」
GRL NOIS: 大狸「死ぬ間際とは言え、よい燃料になるでしょう。Originならばっ!」
マリー: 「──古狸。調子に乗るのも大概にしろ」
ルキア: 「――………」
マリー: 刃の無い剣を、真っ直ぐに向ける。
零一:                  「………。」

マリー: 「そのような事──この場の誰が許すと思う?」

GRL NOIS: 大狸「はっはっはっは。それはもちろん」

GRL NOIS:          この私が

マリー: 「──神にでも、なったつもりか」

GRL NOIS: 大狸「ああ、それは面白い呼び名ですね。実に良い」
マリー: 「ふざけるなよ、化生。──不愉快極まりないが、私には三ツ程、責任が出来たらしい」
マリー: 一歩。
マリー: 「一ツ。アイゼン・ヌルに集う私の同胞」
マリー: 二歩。
マリー: 「二ツ。その馬鹿食いの炉心にくべられた、業物とやら」
マリー: 三歩──銃口と、刃先が同時に狸へ向けられる。
マリー: 「三ツ──生まれた時から、あの“災害”まで──過去を焼き尽くす炉心の力を借りて、ぬくぬくと育っていた、私自身の過去」
マリー: 「──神なんて、居やしない。少なくとも、貴様には荷が重過ぎる──…ッ!!」

GRL NOIS: 大狸「はーっはっはっは。これは滑稽。これは愉快。前にしか進めない。はてはて誰の発言でしたかな」
GRL NOIS: 大狸「どれだけの過去を知らず踏み潰して来たのかを知らぬ、愚者故の発言でしたな」
マリー: 「………ッッ」
GRL NOIS: 大狸「それを、過去の事を回想する思いがあるというのであれば」
マリー: 「だから私は……ッッ!!」
GRL NOIS: 大狸「貴方は我の敵ではない」
マリー: 吼える。─何故、私は喉を枯らしているのに。あいつは、淡々と喋っているだけなのに。
マリー: 私は、これ以上前に進めない?
マリー: 「だから……だから、こうして……ッ──!!」
マリー: ずきり、と。
マリー: 失ったはずの右腕が、痛んだ。


マリーin舞台裏: ( ゚-゚)y-~~ 何時の間にか一人称代わってるぞこいつ!(笑
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 化けの皮がw
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜) 神気取りになりましたから。


GRL NOIS: 大狸「我を倒し、過去を解放する、とでも?」
GRL NOIS: 大狸「ならばこれから先は如何するのです?」
マリー: 「……ッ…」
GRL NOIS: 大狸「磨り潰した過去は変えられぬのですよ。その上未来を放棄すると?」
マリー: 銃身が、刀身が揺れる。
マリー: 「ちが、……違う、私は──」

マリー:        「すく…わ、ないと……」

マリー: かちかちと打ち合わせる歯が、憎らしかった。
マリー: こんなケダモノに、私の過去が見透かされていく。
マリー: ただ独り生き残ったことの、なんと後ろめたかったことか。
マリー: だから、だから、だから、だから。
マリー: ──前に進んでいたつもりだったのに。
マリー: 果たして、その路は、どちらへ向いていた──?


零一in舞台裏: |っ_A_)っ ああ、マリーが沈んだw
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ さて、アクトトレーラーを思い出してもらおうかな

GRL NOIS in舞台裏:     残酷な明日が待つ世界。
GRL NOIS in舞台裏:     現在よりも幸福は無し。
GRL NOIS in舞台裏:     ならば過去ほど夢多く、
GRL NOIS in舞台裏:     絶望と希望は今反転す。

GRL NOIS in舞台裏:      力に嘆き、力を律し、
GRL NOIS in舞台裏:      力と歩み、力も屠る。

GRL NOIS in舞台裏:  子の猛りを無視する事出来ず、
GRL NOIS in舞台裏:   切磋琢磨の果てを掴み取れ。

GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ あらかじめ、語ってあった事が分かると思いますw
零一in舞台裏: |っ_A_)っ

マリーin舞台裏: なんで このRLは 設定した墜ちトリガーを一発で引くのやら(笑
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ 人の心の隙間を突くというのはねGT君。
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)y-~ とても簡単な事なのですよ。
マリーin舞台裏: │-゚)
零一in舞台裏: |っ_A_)っ


ルキア: 「―――ならば、戦えばよいでしょう」
マリー: 「…ッ!」
マリー: 汗だくになった顔で、振り返る。
ルキア: 「信じてきた道があるのならば、何処までも愚直に。―その果てに絶望が待てども」
ルキア: シャラン、と音がする、暗く淡い洞窟に赤い光の軌跡が描かれた。
マリー: 取り落とす寸前だった銃と剣を、慌てて握る。



ルキア: 「――我等のただ一つの義務、覚えていますか、狸の王」
GRL NOIS: 大狸「はっはっは。愚直の杯。貴方にはそれしかない」
ルキア: 「そう、だからそれ故に」
ルキア: 「我等は何処までも己のあり方を貫き、誇り高く歩んでゆく」
ルキア: 「――それこそが我等の存在。それこそが我等夜に住まう者。……卿、貴方はただ一度誓ったその生き方を放棄した」
GRL NOIS: 大狸「目覚めれるまで護るのが役目であるならば、たたき起こせば良いのです」
ルキア: 「叩き起こす?――斯様な下策を用いて、か?」
GRL NOIS: 大狸「さすれば嫌でも目覚めましょう。いやむしろ、この事を寿命直前まできづかなんだ貴方たち杯にこそ咎はある」
ルキア: 「咎?何の咎だというのだ?」

GRL NOIS: 大狸「見守るなどと都合の良い御託を並べてはおりますが、はっ。所詮は監視に過ぎない」
GRL NOIS: 大狸「何人も手を出す事為らず。不文律を設けたならば、放置でもしておけば宜しい」
GRL NOIS: 大狸「誰しもが恐怖を抱く存在であるが故に、互いが互いを監視する仕組みの組織」
GRL NOIS: 大狸「誇りという理想の虚偽に塗り固められた、優秀なるシステムこそが」
GRL NOIS: 大狸「貴方の言う誇りの杯の真実ですよ。新参者」

ルキア: 「誇りを虚偽というか」
GRL NOIS: 大狸「貴方にとっては真実なのでしょうな」
ルキア: 「――その通りだ、半端者」
GRL NOIS: 大狸「はっはっは。この齢500を重ねてきた大狸を半端者呼ばわりですか」
ルキア: 「何時の間にか、新参者の思考に成り果てているではないですか。――私が幼き頃に聞いた貴方の言葉とは思えぬ」
GRL NOIS: 大狸「はてさて。かような建前。信じる方がどうかしている」
ルキア: 「――誇りある者は」
ルキア: 「その建前に全てを賭すのだ」
ルキア: 「それが如何に愚かであっても、それがどれほどの絶望を生むのだとしても」

GRL NOIS: 大狸「はっ。そのやせ我慢で主を失うのもやむなし、と」
GRL NOIS: 大狸「だから貴方達杯は駄目なのだと、何故分からない!」
GRL NOIS: それは、今まで余裕を保ってきた大狸が発した、はじめての激昂だった。
ルキア: 「――」
GRL NOIS: 大狸「主に仕える者であるならば、実を取り続けることこそが何より重要!」
GRL NOIS: 大狸「誇りは主が持てば良い! 誇りにしがみ付き、主を失うを止むなしとするなど、愚の骨頂!」
GRL NOIS: 大狸「自らの正義を語る必要など無い。主の生存をこそ第一に考えた行動ならば、誰が悪と言おうが続けるが臣下の勤めであろうよっ!」
GRL NOIS: 大狸「それを、杯は何一つ成しておらんではないかっ!」

ルキア: 「…………」
ルキア: 「卿。――汝の主とは何者だ?」
ルキア: 彼の言葉に、落ち着いた口調で問う。どこか、嬉しそうな声を響かせて。
GRL NOIS: 大狸「さてな? もう耄碌の始まっておる身故に忘れました」
GRL NOIS: 大狸「コホン。声を荒げてしまったのは紳士としての嗜みを外れておりますな。許さして下され」
ルキア: 「我等の主はAlice_blueだ。――新たなoriginなどではないよ――それに、卿」
ルキア: 「私も本質は知らぬのだ。何故、斯様な役目を我等が背負っているのか」
ルキア: 「だが、其処に意味はあるのだろうと、その生き方には貫くべき理があるのだろうと」
ルキア: 「――そう思い、そして主を愛しく感じている」

GRL NOIS: 大狸「愚直の杯に相応の想いでしょう」
ルキア: 「――なれば、我が元から盃を奪うがいい。要らぬ物ならば奪い、叩き壊すがいい」
GRL NOIS: 大狸「はっはっは。そうさせていただきましょう。貴方との問答は終わりだ」
ルキア: 「あぁ。――語るべき言葉はもう無い―ただ貫き通すのみ」



GRL NOIS: アスカーリ「零一」
零一: 「………。」
GRL NOIS: アスカーリ「帰る事は出来ないのか」
GRL NOIS: アスカーリ「今からでも遅くは無い。帰り、そして森を護れ」

零一: 両の腕を腕組み、5者を見比べる───。

零一: 「アスカーリ。」
GRL NOIS: アスカーリ「……」

零一: 「………蛇のために、出来る事は、これだけなのか?」
零一: 「………蛇のために、何を捧げる?」
零一: 「俺も蛇は救いたい。“森”を守りたい。」
零一: 「だが───その為に
零一: 「───何が犠牲になるんだ?」

GRL NOIS: アスカーリ「私の全てを捧げる。ただし、それは蛇の為だけではない」
GRL NOIS: アスカーリ「全ては森を護る為」
零一: 「───。」
GRL NOIS: アスカーリ「私は私の全てを捧げる。灰羽の蛇が嫌がろうとも」
GRL NOIS: アスカーリ「必要ならば灰羽の蛇を倒してでも、命を食わせ、生きながらえさせる」
GRL NOIS: アスカーリ「それが、私が辿るべき悪だ」
零一: 「………………。」

零一: 「貴方一人分の命で───。」
零一: 「蛇は、どれほど生きるのだ?」
GRL NOIS: アスカーリ「分からない」
GRL NOIS: アスカーリ「2秒か、1週間か、はたまた50年か」
GRL NOIS: アスカーリ「その時間に、意味はないのだよ。零一」

零一: 「───信じた道に、殉ずる、か。」
零一: 「アスカーリ。本当に………ソレしかないのか。」
GRL NOIS: アスカーリ「分からない」
GRL NOIS: アスカーリ「だが、零一」
GRL NOIS: アスカーリ「時間は、無いのだ」
GRL NOIS: アスカーリ「こうしている間にも、蛇の寿命は、削れている」
零一: 「………。」
GRL NOIS: アスカーリ「零一。最後だ」
GRL NOIS: アスカーリ「帰る事は出来ないのか」

零一: 「………………──────。」
零一:                腕を組んだまま瞑目と共に、首を左右に振る。

零一: 「その“蛇”と約束を交わしてきた。」
零一: 「貴方と共に戻ると。」

GRL NOIS: アスカーリ「そうか……。蛇め。余計な事を」
零一: 「別の道を、探そう。命を賭けられるのなら、足掻こう。」

零一: 「捨て去った過去も、誇りも、俺達には関係ない。」
零一: 「見っとも無く、生き足掻こう。」

GRL NOIS: アスカーリ「零一」
GRL NOIS: アスカーリ「お前は、それで良い」
GRL NOIS: アスカーリ「妖との混血であるお前には、全てを選ぶ権利が在る」
GRL NOIS: アスカーリ「だが、私の行為を捻じ曲げるというのであれば」
GRL NOIS: アスカーリ「覚悟を決めろ」


零一in舞台裏: |っ_A_)っ くおおおおおおw
零一in舞台裏: |っ_A_)っ ───くそ、俺一番ハードなコース選んでないか?
零一in舞台裏: |」_A_)」 アスカーリかっこよすぎだぜちくしょぉー


零一: 「理想を貫き通すためには───」
GRL NOIS: <自我><分心:悪魔の右腕><霊刃>【感情】10+3(装備)+CQ=23
零一: 「如何なる障害も、乗り越える。」
GRL NOIS: アスカーリの見えざるその右腕に
GRL NOIS: 今一度の命が灯る。

零一: 「───その最初の障害が、“貴方の理想”だったのは皮肉だが。」
零一:貴方の右腕に克って、その証明とさせて貰う!

GRL NOIS: ピューリッツァ「……」
マリー: 「…………」
GRL NOIS: ピューリッツァ「……すまないなぁ。隊長」
マリー: 汗が止まらない。震えが停まらない。
マリー: 重たげに首を持ち上げて、ピューリッツァを仰ぎ見る。
GRL NOIS: ピューリッツァ「……管理者として、失格じゃった」
マリー: 「……ピューリッツァ…?」
GRL NOIS: ピューリッツァ「……“青”の兵隊を失い、賊をこの支部に入れてしまった」
マリー: 「………」
GRL NOIS: ピューリッツァ「……路を誤り、世界を危機に陥れた」
GRL NOIS: ピューリッツァ「悪い事をした、どれだけ誰かに謝っても足りん程に」
マリー: 悪い事をした。
マリー: どれだけ、誰かに謝っても、足りないほどに。
GRL NOIS: ピューリッツァ「だがそれ以上に……」
マリー: ─だが、それ以上に。
GRL NOIS: ピューリッツァ「わしは、隊長が傷つけられていくのを止められなかった」
マリー: 私は──……
マリー: 「……良い…良いんだ、ピューリッツァ…」
GRL NOIS: ピューリッツァ「弱いわしを、許しておくれ」
マリー: 「良いんだッ…!」
マリー: ゆるゆると、首を振る。
マリー: 「……弱い、弱いんだ……そうだよ、弱いから…私だって、弱いから…」
GRL NOIS: ピューリッツァ「此処に来るまでに、沢山の足跡があったじゃろう?」
マリー: 「…………─ああ」
GRL NOIS: ピューリッツァ「彼らは皆、此処の“青”メンバーじゃ」
マリー: 「───……」
GRL NOIS: ピューリッツァ「此処に燃料を運び入れる為に、重症に鞭打って働かされ……」
GRL NOIS: ピューリッツァ「そして、皆自害を遂げた」
マリー: 呼吸が荒い。汗が、汗が止まらない。
マリー: 「じ、が…い?」
GRL NOIS: ピューリッツァ「何故か、分かるかの?」
マリー: 「………」
マリー: 首を、振る。
GRL NOIS: ピューリッツァ「皆、隊長たちが来てくれる事を心から信じておった」
GRL NOIS: ピューリッツァ「その時に」

GRL NOIS:          隊長に銃を向けたくは無い、と……

GRL NOIS: ピューリッツァ「操られてしまえば仕方が無い。ただそれでも」
マリー: 「……あ、…っは、ぁ……ッ…はぁ…」
マリー: 止めろ。止めてくれ。
マリー: 空気が重い。呼吸が出来ない。
GRL NOIS: ピューリッツァ「マリー隊長、あんたに銃を向けたくは無いと死んでいったよ」


零一in舞台裏: |っ_A_)っ ぶははははははははははっ!!!!w
マリーin舞台裏: 悪い。


マリー: 「わ、ぁ…私……」
GRL NOIS: ピューリッツァ「それは、わしも同じ気持ちでの」
マリー: いやだ、いやだ、と。
マリー: 頭を抱えて、蹲りたい。
マリー: ──この場から、逃げ出したい。
マリー: 「……ピューリッツァ…」
GRL NOIS: ピューリッツァ「わし等は皆、あんたが好きじゃよ」
GRL NOIS: ピューリッツァ「だけどそれは、しゃんとしておる隊長の事」
マリー: 「………ぁ…?」
GRL NOIS: ピューリッツァ「泣いて、膝を突く隊長を、わし等は好きになれん」
マリー: 気付けば。
マリー: 随分と。
マリー: 視点が、低い。
GRL NOIS: ピューリッツァ「158名と、22名。そして、わし」
マリー: ピューリッツァを見上げながら、ぼろぼろと泣いている。
マリー: ただ、ただ、その言葉を聴いている。
GRL NOIS: ピューリッツァ「誰一人として、そんな無様なあんたの為に死に問うは無い」
マリー: 「…───ッッ!!」
GRL NOIS: ピューリッツァ「わし等は皆、あんたの理想を信じて来た」
GRL NOIS: ピューリッツァ「だから、隊長。酷な事を言う」
GRL NOIS: ピューリッツァ「今此処で――」

マリー: やめろ。やめろ。止めて。止めて。お願い、お願い、お願いお願い─

GRL NOIS:           わしの死を背負てくれ

GRL NOIS: 最期にふと笑いを浮かべ、
マリー: 「あ」
GRL NOIS: ピューリッツァはその身を炉心に投げ入れた。
マリー:   「あ、あ…ッ」
マリー:       「あああああああああああああああぁぁぁぁあぁああぁああぁあぁああっぁぁぁッッッッ!!」



マリー: 重い。
マリー:  重い。
マリー:   重すぎる。

マリー: 立ち上がる事すら、できない。
マリー: 手を伸ばす事すら、出来ない。
マリー: まるで身体が縛られたかのよう。
マリー: 当たり前だ。
マリー: 今まで、私が見ているつもりで。
マリー: 全く別の方向を、向いていて。
マリー: 今。
マリー: まさに、今。
マリー: ピューリッツァ独りの言葉で。
マリー: 私は、今始めて、181名の命を背負った。


GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜) BGM変えるか 何か指名はあるかね
マリーin舞台裏: 17番でお願いします (何
GRL NOIS in舞台裏: 消えない思いかっ!


BGM:Fate/stay night ORIGINAL SOUNDTRACK 17. 消えない思い




マリー: 「……理想、か」
マリー: 「私の……理想の為に……か」
マリー: 「それとも…私の為に…かな」
マリー: 「……どっちでも……いいや、もう…」
マリー: 「…………は、……は」
マリー: 重い、重い、無理だ、立てない、重い、重い、苦しい、助けて、重い重い重い─
マリー: ──嗚呼。
マリー: 嗚呼、なのに。
マリー:   なんで、  私は、  立とうとしているんだろう?
マリー: 苦しい。
マリー: なら立たなければ良い。
マリー: 無理だ。
マリー: なら立たなければ良い。
マリー: 助けて。
マリー: なら立たなければ良い。
マリー: なのに、なのになのになのに。
マリー: 今まで、10年以上も逃げ続けてきたというのに。
マリー: 何故、今。

マリー:    ─わし等は皆、あんたが好きじゃよ
マリー: 止めて。
マリー:    ─わしは、隊長が傷つけられていくのを止められなかった
マリー: そんな、言葉が。
マリー:    ─皆、隊長たちが来てくれる事を心から信じておった
マリー: そういう、言葉が。


マリー:      「ッッ…ひ、ぅ……っく……ぅ…」

マリー: 悪い事をした。
マリー: どれだけ、誰かに謝っても、足りないほどに。
マリー: だけど、それ以上に。
マリー: 私は。
マリー: ──誰かが居なくなるのを、止められなかった。
マリー: ──独りぼっちになるのが、嫌だから。
マリー: ──独りで生き残るのが、後ろめたくて。
マリー: ──恨まれることが、怖くて。
マリー: エゴ。えご。自分。私。私。マリー・アルベールが、嫌だから。


マリー:         ───けど
マリー:         ───けど…


マリー: 「……私も……」
マリー: 「皆の事が………  好きだった  」

マリー: 好きだから、一緒にいたい。
マリー: 好きだから、後ろめたい。
マリー: 好きだから、恨まれたくない。


マリー: 「……馬鹿……ピューリッツァ…」
マリー: 「そんな事……言われたら……」
マリー: 「……期待……するじゃぁ、ない、か…」
マリー: 「……今のままで、良いのかな、とか……悩んでたのが、ああ、ああ、くそ、馬鹿らしい」

マリー: 膝が持ち上がる。
マリー: 涙は止まらない。ああ、拭いてしまえ。
マリー: 理想は砕けた。じゃあ、新しいものを掲げよう。
マリー: 背負う──?181人を?
マリー: 違う。
マリー: もっと多い。
マリー: 私が踏みつけてきたものはもっと多い。

マリー: 「…………そんな事言われたら──」
マリー: 「私は、その通りでいないといけないじゃぁないか…ッ!」

マリー: ■ペルソナ:カブト→カリスマ
マリー:  
マリー: 立ち上がる。
マリー: 何人分を背負っているのかももう分からない。
マリー: 只管に重い。
マリー: それでも、立っていた。
マリー: 今の私の姿を見て、好きだと、ついていくと、言ってくれる人がいたのだから。
マリー:  
マリー: 「私が弱いから…か。じゃあ──もう少しだけ、強いところを見せてやろう」
マリー: 「そうすれば、満足して死ねるだろう。そのくらいしてやらないと……謝っても謝りきれん」
マリー:  
マリー: 涙は止まらない。
マリー: けれど、震えは。
マリー: 震えだけは、止まってくれた。
マリー:  
マリー:  
マリー:  
GRL NOIS: 大狸「ほう。立ち上がりましたか」
マリー: 「ああ。私も、なんで立っているのかいまいち分からない。今にも挫けそうだよ」


マリーin舞台裏: ごめ ちょ 長い。 けど た、立てたッ!
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 貴様
零一in舞台裏: |っ_A_)っ これを俺に後で編集しろって言うのか。
GRL NOIS in舞台裏: ぶはははw
零一in舞台裏: |っ_A_)っ このシーンだけであくと1本分の長さあるぞw(大げさです
マリーin舞台裏: すんません。いつものカンジでやってしまった。
零一in舞台裏: |っ_A_)っ 良いんだけどなっw もっとやれw


GRL NOIS: 大狸「蒔きのようにくべられるのを待っていればいいものを」
マリー: 「それも悪くないんだが、まだやれることがあるようだ」
マリー: 「──しょうがないじゃぁないか。私は、どうやら──余程大勢に買いかぶられていたらしい」
GRL NOIS: 大狸「はっはっは。では始めましょう! 世界を賭けた大一番を」
GRL NOIS: 大狸がステッキを振り上げると、
GRL NOIS: 辺りの鍾乳洞から狸の群が現れた。
マリー: 「──悪くない。人間を舐めるのは良くないぞ、古狸」
GRL NOIS: 大狸「はっはっはっ! 貴方こそ狸を侮ってはいけませんよ。人間ッ!」
マリー: 「──知ってるだろう?」
マリー: 「古臭い歌だ」
マリー: にぃ、と。
マリー: 涙を零しながら、全く似合わない笑みを浮かべた。
マリー: 「古狸は──」
マリー:  
マリー:      「鉄砲-GUN-で撃って、BANG,BANG,BANG──だ」


零一in舞台裏: た、狸の群れ。(爆笑
零一in舞台裏: |っ_A_)っ ビジュアルが 平成狸合戦(略
ルキアin舞台裏: つ、つ、つきよだみーんなでてこいこいこい
ルキアin舞台裏: にてやいてたべるのか

GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)
GRL NOIS in舞台裏: (ι ゜ω゜)ノ カットいくじぇー?
ルキアin舞台裏: おーさぁ
マリーin舞台裏: おうさぁっ
零一in舞台裏: |っ_A_)っ あいあい





GRL NOIS: シーンエンド




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