RL伏見堂： 全員が虚脱状態に陥り、医者までが駆けつける結果となったオークション会場を去り数刻―――
RL伏見堂： ホテルの一室には、件の書物の権利書を獲たレイティアと君がいる。
RL伏見堂： 少女の顔色は決して良くなく、むしろ、なにか見えないものに怯えているかのようだ。
RL伏見堂： それは―――先ほどの自分に、かもしれない。

辰魅： 「……レイティア…大丈夫ですか？」水をコップにくんで持ってくる
RL伏見堂： 「………ぁ…」
RL伏見堂： 「…ぁ―――」

RL伏見堂： 足首まで毛並みのあるカーペットは、グラスを落とした音すらさせず、ただ水の流れたる音だけを響かせる。
RL伏見堂： レイティアの手は、小さく振るえている。

辰魅： 「…少し、深呼吸をして見ると良いでしょう」震える手を握り、深呼吸をうながす

RL伏見堂： す、は、す、は―――
RL伏見堂： 呼吸音が響く。
RL伏見堂： だが、深呼吸というには余りにも浅く、喘いでいるようにも聞こえる。

RL伏見堂： 「ぁ、ふ―――…ぅ、は…」
辰魅： 「大丈夫…今はもう、あの書は近くには無い…だから、ゆっくりと」

辰魅： レイティアに話しかけ、自分の呼吸を技と大きくし、相手を同調させようと試みる

RL伏見堂： すぅ―――はぁ―――すぅ―――はぁ―――
RL伏見堂： 少女の呼吸が徐々に収まる。

辰魅： 「そう…それで良い…もう一杯水を持ってきましょう」手を離し、立ち上がる

RL伏見堂： 少女は まるで、萎れた花にも見える
RL伏見堂： 豪奢なドレスの中で―――涸れた、小さな花のように
RL伏見堂： 君を案内した執事が、水を君に渡す。心配そうな目で、君を見る。
辰魅： 執事には、大丈夫だと言う、視線を返し無言で受け取る 辰魅： 「さ…ゆっくりと、しっかり持って飲んで」持たせ、落とさないように外側から手を添える

RL伏見堂： ぎゅう、と自らの躯を抱き、ソファにうずくまる。
RL伏見堂： 半ば熟れた躯は、女の香りを放ち―――だが、少女の青さも併せ持つ。
RL伏見堂： 壊れやすい、まるで、硝子の華
RL伏見堂： 華奢な、握れば砕けそうな手が、辰魅に包まれる。

辰魅： 「……飲めますか…？」
RL伏見堂： 「みず……」

RL伏見堂： グラスを中の水を口内に流し込む。小さな喉がこくこく、と可憐に動く。
RL伏見堂： 炎に炙られた華は、水を、もっと、もっと、と欲する。

辰魅： 「大丈夫、お代わりもありますから…ゆっくりと…」余り急に飲まないように、上手く導く RL伏見堂： かふっ、という声が響き、水が辰魅の服を汚す。
RL伏見堂： 喉に痞えたのか、レイティアが咽る。

辰魅： 「大丈夫ですか…？」水は気にせず、レイティアの背中をさする

RL伏見堂： 君の服に手指を立て、女性特有の長い爪が肌に刺さる。
RL伏見堂： 幼子がしがみ付く必死さで、辰魅にすがりつく。
RL伏見堂： 躯は恐怖で振るえている。
RL伏見堂： 彼女の短い時間の中で、あれほどの感情は無い。
RL伏見堂： 滅びへの渇望。
RL伏見堂： 小さな、卑小な人間の自我は、悠久を生きる君達ほど、剛くは無い

辰魅： 「大丈夫…大丈夫ですから……」背中に手を廻し、背中を叩く子供をあやすように
RL伏見堂： 「たつ、み―――しゃ…」

RL伏見堂： 必死で声を絞り出し、君の名を呼ぶ。
RL伏見堂： 上げた顔は、涙で濡れ、あの快活な表情は、どこにもない。

辰魅： 「…少し、眠った方が良い……」

RL伏見堂： 赤子のように、君に命じられるまま、頷く。 RL伏見堂： 立ち上がろうとして、少女は―――
RL伏見堂： 倒れる。それは、無様に。それは、醜く。それは、愚かに。

辰魅： 「っと…大丈夫ですか」

辰魅： 少女を抱き上げる
RL伏見堂： 少女の目から涙がこぼれる。 RL伏見堂： 「ぁ、あ―――ぁあ、あ…」
RL伏見堂： 「わた、く、、しっ、どう、、してっ。あんな、のぉ…」

RL伏見堂： そこに名家の当主の威厳は無い。
RL伏見堂： ただの、少女がいるだけだ

辰魅： 「レイティア…今は少し休むんだ……良いね…」抱き上げたまま、ベットルームへ

RL伏見堂： 君の腕の中で、小さく丸まり、されるがままになる 辰魅： ベットの上に寝かせ… 辰魅： 【理性】制御Ｓ２＋５＜１４で、成功

辰魅： 「少し休んでから、もう一度アレをどうするか考えよう…」眠るまで、頭を撫で続ける

RL伏見堂： 布団をかぶると、中で小さく蹲っている。
RL伏見堂： 憐憫
RL伏見堂： まさにその言葉が、似合う。
RL伏見堂： 小さな寝息を立て―――…すぐさま眠りに落ちる。まるで、現実から逃げるように。 辰魅： 「……”災魔文書”…危険だな…」呟き、少女を見守っている

辰魅： 〈社会：ストリート〉【感情】３＋ＣＫ＋２（金）＝１５で、魔導書を狙う勢力を調べる

RL伏見堂： 10:Ｍ∵Ｃ∵Ａ、三合会、在野の魔術師―――そして真教･浄化派。
RL伏見堂： 15:能天使が2人―――“白 / Friendly”と“灰 / Stranger”だ。 辰魅： 「厄介な、相手が……あの二人…それにURも居たな…少し話しをしてみるか」



辰魅： 取り敢えず、九印、颯花、UR（持ってるなら）に、合いたい旨をメールしておきたいです
辰魅： 良いですかRL
RL伏見堂： OK
颯花： 受領
九印： 受信



辰魅： 「…少し、軽く請け合いすぎたか…此処までとは思わなかったからな」レイティアの頭を撫でながら一人呟く



辰魅： 「………」無言で、レイティアの布団を直し、彼女を見守るように見つめている

RL伏見堂： 壊れ、砕けそうな少女は、しかし―――未だ、悪夢の中に、いた





RL伏見堂： ―――…Scene End...

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■舞台裏 -Behind the scenes-

RL伏見堂： ・アゼル

アゼル： 登場判定失敗:H2破棄

アゼル： ・災魔文書の落札者について
RL伏見堂： 〈社会:社交界〉10.13.15
アゼル： 〈社会:聖母殿〉(=〈社会:社交界〉)　【生命】6+1(団体)+1(バッジ)+1(金)+H6=15

RL伏見堂： 10: レイティア･フォン･ファー･マグダエル。マグダエル家･当主。
RL伏見堂： 13: オカルト嗜好であり、変わったものを集めるのが趣味、とも取れる。
RL伏見堂： 15: 先日、病死した父、ウィリアムの跡を継いだばかり。なお、嗜好は父の影響が有る。 RL伏見堂： ・UR

UR： 登場でＤ５捨て

UR： 災魔を調べる
RL伏見堂： 具体的には？
UR： 能力、かなぁ
RL伏見堂： OK 〈社会:アストラル〉　15.18.20
UR： 〈社会：アストラル〉【感情】７+カードＱ+報酬点３＝[２０]

RL伏見堂： 15:“災神”　其はヒトに造られし神にあらず。
RL伏見堂： 18: その正体は焔、全てを焼き尽くす紅蓮の焔。―――そう、全てを。
RL伏見堂： 20: 神ではない故に機神を持たず、振るうものに直接の加護を与える。
RL伏見堂： Bonus!: ■の火は、天より来る■びの火。都市を焼く■■■―――



RL伏見堂： ・九印

九印： 登場判定でＨ３

九印： 気になったので、マグダエル家について。前当主についてなどを。
RL伏見堂： 〈社会:社交界〉〈社会:ストリート〉〈社会:アストラル〉　10.15.18
九印： ストリート・・・ 意外なところが。

九印： 〈社会：アストラル〉+〈事情通〉
九印： 【生命】３+札Ｑ＋特技２＋金……
九印： か、かね
九印： 金３使ってぇ！　１８だぁ！ RL伏見堂： 10: ウィイリアム･フォン･ウィンゲーツ･マグダエル。
RL伏見堂： 15: 魔術に深い知識を持ち、その恐怖の意味を知っていた男。
RL伏見堂： 　　様々な魔的危険物を収集、管理していた。
RL伏見堂： 18: 近年、病死している。
RL伏見堂： Bouns!: 彼は精力的な男だった。が―――あまりにも、あっけなく死んだ。あっけなさすぎるほどに。 RL伏見堂： ・颯花

颯花： 登場判定で H4破棄
颯花： 【女神の祝福-Divine Bless：arrange-】
颯花： [ｍ]：none
颯花： [Ｍ]〈医療〉＋〈製作：サイバーウェア〉＋〈スーパードクター〉＋〈超テク〉＋〈レプリカ〉
颯花： 【外界】6+4(スパドク)+4(超テク)+4(レプリカ)+2(jbキット)+D4=24
颯花： “クリエイターズハンド”作成・インストール。＆常備化。

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