RL揚： アムール「糞ッ──餓鬼どもめ………この次は必ず………」

RL揚： ここは、氷の静謐が地獄門を建設・維持するために作り上げた前線基地。

アザレル： 「―――次は？」

RL揚： アザレル達に企みを潰されたアムールはここへ逃げ帰ってきていた。
RL揚： ………が。

RL揚： アムール「！！！」
RL揚： アムール「馬鹿な、何故ここにぃっ？！」

RL揚： がさがさと慌てた様子で逃げ道を探す

アザレル： 「簡単な話だ。同じ術の使い手ならばどこにアレを建設維持するための基地があるかなど容易く想像が出来る」
RL揚： アムール「クッ！　オノレぇ………」

アザレル： 無論逃げ道など無い
RL揚： 逃げられないと見るや、杖を振り上げ、応戦の構えを見せるが──


アザレル： 地獄より直にこちらにやってきた―――体はボロボロ
アザレル： その体でゆっくりと構えを取る
RL揚： アムール「死に損ないめ。この場で冥府に送り返してくれるわぁっ！」
アザレル： 「冥府か―――生温い所だったな――――――」

アザレル： 踏み込み

アザレル： 「地獄ならば良く知っている。」

アザレル： 拳を放ち、突く
RL揚： 闇の塊が老人の頭上に生まれ──炸裂する前に、

アザレル： 「俺はそこで育ってきたのだからな」―――そう俺は、仲間達の屍の上に立っている

アザレル： そして、拳が老人を貫いた
RL揚： 妖術師は死亡した──だが、こいつも影の一つ。


アザレル： 「―――本体へ辿り着けるのは何時だろうな」

アザレル： そう溜息を吐き

RL揚： 煉「──そうだな。」

RL揚： 別の部屋を検分していた煉が現われる。

RL揚： 煉「今回の事は、本当に迷惑をかけた。」　　　　済まない、と謝罪を述べる
アザレル： 「ああ、御前の偽者では仕方あるまい」（あと何人いるかは知らんが）
RL揚： 煉「──その偽者の作り方が大体分った………仕事が増えちゃったよ。」　肩を竦め


RL揚： こん、とデータクリスを取り出し

アザレル： 「分かったのならば、止める方法を作り上げてくれ―――御前が雨後の筍のように現れるのは正直面倒だ―――聖母殿も協力を惜しまないだろう」
RL揚： 煉「僕はこいつ等を追う。………聖母殿にはこれを持ち帰ってくれ。今回判明したプラントのアドレスだ。」
アザレル： 「プラント……手の込んだことだ」(苦笑
アザレル： 受け取り


アザレル： 「後、偽者と本物を区別する方法も考えておいてくれ。こちらの人間が間違って襲撃しないようにな」
アザレル： 外へ向かって歩み始める

RL揚： 煉「了解………そうだな。近いうちに何か考えておく。」
RL揚： その姿を見送り

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