RL伏見堂： 君の隣には“濁りし黄金”なる魔術師が佇んでいる。
RL伏見堂： そしてその目前には、堆く積み上げられた人間の部品がある。

RL伏見堂： あらゆる器官で彩られたソレは不細工な積み木の様でもあり、繊細な彫刻にも見える。
RL伏見堂： その中でも多く見受けられるのは腕だろうか。高く高く伸ばされた腕は、何かを掴むように、広げられている。



RL伏見堂： 「────…カ、カカカ」
RL伏見堂： そのオブジェクトを見て、老魔術師は呼気を漏らしたような哂いで、死臭に満ちた空気を震わす。


UR： 「………」
RL伏見堂： 「高いなァ……」
RL伏見堂： 「そして────…重い」


UR： 「…是は何ぞ？」部品の数々を指し
RL伏見堂： 「階段、よ」
RL伏見堂： 「叡知へ到るな」

UR： 「我には妄執の残骸に見えるが。」
RL伏見堂： 「戯言と取るか────しかし、今、我が手には汝が在る。────…さればどうだ。この残骸すらも叡知へと到る階段となる」

UR： 「魔術師を名乗るからには其の力を示せ。それともこの数百年の間に、その叡智は地に落ちたか？」
RL伏見堂： 「────…カ、カカカ…」
RL伏見堂： 「良い、良いなァ、汝は────…カカ…ッ」

RL伏見堂： 「叡知は高みぞ。易々とはたどり着けぬ高みぞ────…積み上げねばな、まだまだ────…そう、まだまだ積み上げねば、届かぬ」
UR： 「――下らぬ」


RL伏見堂： 「下らぬ。そう言うか、魔導書────…契約者に刃向けるか。それとも、数百年を超えて、どのような態度を取るか忘れたか」
UR： 「図に乗るな魔術師。叡智は我が内にこそある。貴様は我を読み解く権利を与えられたに過ぎぬ。」


UR： ＃分心インスタントで成長
UR： 〈自我〉＋〈分心：ＭＡＮ〉＋〈永生者〉【外界】６+永生者１+DQ(札)＝［１７］分心：ＭＡＮを召喚



UR： 黒髪の女性が現れ…それと共に、少女は古びた本へと姿を変える
UR： そして本は、女性の手元へと収まる。


RL伏見堂： 「────…」 おぞましい空気の中、老魔術師と黒髪の女性が対峙する。

UR： ＭＡＮ「主の時間は主のみが定めし物。以後申しつけは私めに申しつけ下さい。」
RL伏見堂： 「ふン────…」不満げに鼻を鳴らす。自慢していたものを馬鹿にされた子供のように。


RL伏見堂： 影から、ごそり、ごそり…と、異形が現れる。それらは、その人間で作られた塔に次々と新たな材料を積み上げていく。


UR： これが完成するとどうなるのか判るかな？
RL伏見堂： 〈社会:アストラル〉あるいは〈知覚〉かな。
RL伏見堂： 目標値は13.15.18.21

UR： 分心〈社会：アストラル〉＋〈事情通〉【理性】３+４(事情通)+１(銀の目)+SA(カード)＝[２１]
RL伏見堂： 13:“虚神祭祀書”────…君の中にその記憶はある。
RL伏見堂： 15:“叡知へと到る階段”とは多数の生贄を用いて高次の存在を呼びこむ秘術である。
RL伏見堂： 18:完成した暁には、高次の霊的存在が降臨し、“次なる世界”への門を開けるという。
RL伏見堂： 21:門が開く際に、発生した瘴気が、また数多の犠牲を生む。規模にして、Ｎ◎ＶＡ全土が“奈落落ち”するのは確実だろう。
RL伏見堂： 以上。


UR： ――神を降ろすか。だが、祭壇とするには趣が足りぬ。――

RL伏見堂： 階段を建設して行く異形たちは、それぞれに様々な人体を持っている。腕、頭、胴────

RL伏見堂： 「────…何か、いいたそうだな。魔導書よ」
UR： ――貴様の成す事に干渉はしない。――
UR： ＭＡＮ「魔導書とは書物。人の有り様とは異なるもの。」
RL伏見堂： 「カカカ────…」


UR： “濁りし黄金”について知っておきたいけど、調べられるかな？
RL伏見堂： 〈社会:アストラル〉〈社会:聖母殿〉〈社会:真教〉〈社会:浄化派〉　10.13.15.18
UR： ＭＡＮ〈社会：アストラル〉＋〈事情通〉【理性】４+４(事情通)+１(銀の目)+SJ(カード)＝[１９]
RL伏見堂： 10:“氷の静謐”なる組織の一員。
RL伏見堂： 13:真教と呼ばれる宗教の中において、異端とされた氷の静謐において、更に異端とされる存在。
RL伏見堂： 15:日本に恨みは無く、浄化派につき、更なる研究を行うために、聖母殿から抜けた。
RL伏見堂： 18:目的と手段が逆転しているため、浄化派でも危険視されている。もはや、死臭をかぐために目的を達成しようとしている節がある。
RL伏見堂： 以上。


RL伏見堂： 「────…まあいい。順調だ、順調に事は進んでいる」

UR： ――門を開き、何を求める？――

RL伏見堂： 「────決まっている。更なる世界を────その次の世界を。新たな真理を」

RL伏見堂： 狂喜の表情で、語りかけてくる。
RL伏見堂： もはや、彼は、来るっていた。
UR： 幾度聞いた言葉だろうか。そして其れを求め成し遂げた者がこれまでいただろうか

UR： ――（これが、待ち続けていた者か…）――

RL伏見堂： 狂った笑い声が、ただ死臭を揺らした────





RL伏見堂： ────…Scene End...

---

■Behind the Scenes　-舞台裏-

RL伏見堂： ・アゼル
アゼル： “濁りし黄金”について
RL伏見堂： 〈社会:アストラル〉〈社会:聖母殿〉〈社会:真教〉〈社会:浄化派〉　10.13.15.18

アゼル： 〈コネ:“薄桃色の夢”〉　【外界】5+D10=15
RL伏見堂： 10:“氷の静謐”なる組織の一員。
RL伏見堂： 13:真教と呼ばれる宗教の中において、異端とされた氷の静謐において、更に異端とされる存在。
RL伏見堂： 15:日本に恨みは無く、浄化派につき、更なる研究を行うために、聖母殿から抜けた。
RL伏見堂： 以上



RL伏見堂： ・武誠
武誠： ヨーシュさんから託された得物を、自分なりにリサーチしてみたいと思いますが……。リサーチできますか？
RL伏見堂： 〈白兵〉〈知覚〉　20
武誠： と、すみません。まず、登場判定分を回しておきます。Ｃ５切り。
武誠： 続いて〈知覚〉＋〈白兵〉　【感情】４＋ＣＡ＝２１ RL伏見堂： 聞いた事がある────…災厄前にそう呼ばれた武器があることを。
RL伏見堂： “殺形刀”…サルヒヨンドと発音する武器は、一種のカタナの象徴でも在ったという。
RL伏見堂： 以上



RL伏見堂： ・イスカ
イスカ： 友人A殺しについて、ストリートで同様の殺しが無かったか聞き取り調査をば。
RL伏見堂： 〈社会:ストリート〉　13.15
イスカ： 〈社会：ストリート〉＋〈仁侠道〉【感情】4＋3(任侠道)＋C10＝17
RL伏見堂： 13:同様の事件は多発している。どれも猟奇事件としてBHやSSSが動いている。
RL伏見堂： 15:その際には必ず異形が見られている。どれも人間の姿とはかけ離れており、アヤカシやその類ではないかと噂されている
RL伏見堂： 以上



RL伏見堂： ・颯花
颯花： うぃー
颯花： 〈製作:防具〉＋〈レプリカ〉 【外界】6+D9+3(レプリ)＝18。
颯花： 何か作る。 決めたら裏で報告します。
RL伏見堂： OK

---