《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ 魔術争乱“りにまれ”

Research...#11
シーンカード:レッガー(災難)
メインキャスト:アゼル
舞台:レッドエリア・セーフハウス
《難攻不落》っ!!!TOPトーキョーNOVAオンラインセッションリプレイ妄りに誕まれリサーチフェイズ11th

颯花in舞台裏: シーンカードが良い感じだ。
武誠in舞台裏: うむり。
アゼルin舞台裏: 本当になっ!!!! 。・゚・(つД`)・゚・。
イスカin舞台裏: 災難・受難・女難の相っ
アゼル: 「―――…どうした?」
UR: MAN「颯花樣という方がいらっしゃったのですが、アゼル様はお休みに為られていたのでお引き取り願いました。」

アゼル: ベッドの中で眠る少女の傍らで、戦装束に身を包んでいる。各種刀剣類・銃火器・特殊装備・呪物の類を身に纏い、臨戦態勢とも取れる。
アゼル: だが、MANの言葉を聞き、僅かに表情が歪む。

アゼル: 「―――…颯花、が…?」
UR: MAN「はい。来たと言うことを言付けるだけで良いとの事でした。」
アゼル: 「―――…そう、か」

アゼル: 戦闘を前にして、意志が挫けそうになる。 また、何か一つ、大切なモノを取りこぼした様な気分。
アゼル: 喪失感。 暗く穢れた闇との契約の代償がこれならば、それは、あまりにも高過ぎた。

アゼル: ―――…違う。関係ない。

アゼル: 自分の行動のツケが、廻ってきただけだ。…先輩ならば、因果応報、と言うのだろうか。
アゼル: 思わず、自嘲する。

アゼル: 「―――…謝ることもできない、か」
UR: 「…誰にだ」閉じていた瞼を開き、横に侍女を従え問う。
アゼル: 「―――…起きたか」

アゼル: 背を向けたまま、呟く。

アゼル: 「…愛している…そう言えた、女にだ」
UR: 「………」

アゼル: 「―――…往くぞ」

アゼル: そう言う声は、強く。表情も、どこか覚悟を決めていた。だが―――
アゼル: 彼の背中は、今にも泣き出しそうに見えた。
UR: うなづき、従う侍女へと手をかざす。侍女は役目を終え、その姿を消す。

UR: ――“虚神祭祀書”を手に入れると言うことは、それ以外の全てを捨てると言うことだ。望むと望まざるに関わらず。如何なる行動にも関わらず。だ。――

アゼル: 「………」

アゼル: あのドアを潜れば、もう戻れないのだろう。その前に、彼女の声を聴きたかった。謝りたかった。許して欲しかった―――

アゼル: 「―――…もう一度……愛して、欲しかった」

アゼル: 目を瞑る。頬を流れたのは涙だったのだろうか―――
UR: 泣きだす背中にそっと手を伸ばす。―だがそれが届くことはない。
UR: 選ぶのは自分ではない。いつだって。



アゼル: ―――…そして
アゼル:           今、昏き闇の夜にて
アゼル:                      舞い踊る為に、駆けだす―――





RL伏見堂: ────…Scene End...


■舞台裏
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