Yan → 煉
kurosiro → ルー
shinji1 → 勇
lazyclown → RL
ルーin舞台裏: ノン よろしくー
煉in舞台裏: |∀・)ノン よろしくー
勇in舞台裏: ノシよろしくー
煉in舞台裏: |∀・)ノン RL、プレアクトでいっぱい買うのぜ。
RL in舞台裏: OKですにょ
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プレアクト
▼キー宣言
勇: バサラ●
煉: む。バサラ→ニューロ●
ルー: バサラ→チャクラ●
勇in舞台裏: バサラモラッター
煉in舞台裏: おのれーw
ルーin舞台裏: 全員 バサラキーかよッ(笑
▼席順
RL: バサラ→ニューロ→チャクラ で自己紹介
“舞刃-Dancing_Blade-”北瀬 勇
バサラ●,カブト◎,カタナ
ID: C- Aj: 19 Jender: ♂ Heit: 182cm Weit: 74kg
Eyez: IceBlue/Blue Hair: Blakk Skin: White BirthDay: 4/27
「“舞刃”とは、舞い踊る刃持ちて護り、切り捨てて行く者なり」
────“在り方/STYLE”
ナイトワーデンと契約する、フリーのボディーガード兼退魔士。
全身にサイバーウェアを埋めることで『力』を求め、魔術剣士として、術と剣技を極めんと欲する者。
ただ最近、『力』の中にあるべき物について、考えるようになった。
ク・リトル・リトル所属。同時に、N◎VAにて相棒の柘榴と共に何でも屋『ツインエッジ』を開業中。騒動に満ちた日々を過ごしている。
迷い、つまずき、時には立ち止まり……それでも走る。
大切な物を血塗られた両手で腕いっぱいに抱え込み、よろめきながらも明日を目指して。
────愚かで無力な自分を、それでも信じ、支えてくれる人達がいるのだから。
報酬点49所持。プレアクト購入はクラストスキン×未装備サイバー、リンクス。
中の人はshinjiです。よろしくお願いします。
“魔法使い-Wizard”篠塚煉
スタイル:バサラ◎●,カブト,ニューロ
【能力値】:R 10/ P 7/ L 4/9+2 M 8/12
ID: C- Aj: 21 Jender: ♂ Heit: 184cm Weit: 86+αkg
Eyez: Purple Hair: Blakk Skin: Yellow BirthDay: 3/20
『僕らは異端なのではない。先端なのさ。』
──バサラでニューロな弟弟子に曰く
全身をサイバー化した“魔法使い”。
その業はアストラルを“演算”し、ウェブに“奇跡”を起こす。
180cmを超える長身に黒髪に紫の目。常に黒衣を纏い、極め付けに同じく黒い外套を羽織る。
言動は慇懃にして不遜。伝説にある“魔法使い”そのものである。
行方知れずだった恋人と、彼女との間に生まれていた娘を二人とも取り戻し、平和な暮らしに戻りつつある。
ただ、氷の静謐との戦い・神凪家との確執・神薙瑞希嬢との契約など、周囲が彼の方を放って置く事は無いだろうが…。
一人称『僕』
▽イメージ
VASARA NORMAL :意志力。知性。知識。技巧。器用さ。決断力。主導権を握る。抜け目無い。
KABUTO NORMAL :力。技量。闘争。目的実現。
NEURO NORMAL :達成。勝利。天職に就く。
報酬点8所持。
▼プレアクト購入
ウェブライブラリ×いっぱい。
御霊II
ドラゴンオーブ
モルフェウス
封印指定
ハイリンケージ
しめてEXP150点
※今購入した装備は全て“聖杯”(零式機械化兵相当)にぶち込みます
イメージスレッド
|∀・)ノン 中の人は揚紅龍。終劇までよろしくお願いします。
ルーin舞台裏: えげつねえっw
RL in舞台裏: ごはっ
勇in舞台裏: 聖杯、強化されていくなぁw
勇in舞台裏: 約束された勝利の剣で、割らないと>聖杯
フリーランス/ク・リトル・リトル/三条家
“カミナリ”ルーファス・S・ロウズ
バサラ◎●,ハイランダー,チャクラ
(経験点:659) 7/6/6/4/9
Category: アストラル/ク・リトルリトル
ID: C- Aj: 18 Jender: ♂ Heit: 173cm Weit: 62kg
Eyez: Lite Green Hair: Lite Brown Skin: white BirthDay: 3/25
「…――そうだな、きっと――…こいつらなら大丈夫だ」
―――――天上の屋敷、最愛の華と我が子の未来を語る
フルネームはルーファス・三条・ロウズ。
天涯孤独のストリートキッズだったが軌道の名家に婿入りする形で最愛の人と結婚した。
強力無比な雷を操るバサラ、雲ひとつなき空、天すら引き裂く『雷/カミナリ』にして『神鳴り/カミナリ』。
元ストリートキッズながら、軌道の生活にも持ち前の前向きさで順応しつつある。
最近は余程のことがない限り地上には降りず、天上で身重……臨月の妻と静かに過ごしていたのだが……
親しい人間にのみ自分を『ルゥ』と愛称で呼ぶことを許可している。
▼プレ購入
いつでもぽけろんとガードコート
▼報酬点
4点
▼中の人
『(ι´▽`)ノ くろしろ』です
ルー: 以上。よろしくお願いします。
ルーin舞台裏: おかしいな、経験点700点近く使ってるのに他キャストとの差が半端じゃねえ(笑
勇in舞台裏: いや、勇と煉にも400くらいの差がw
観客よっちin舞台裏: その差分だけでまともなキャストが2〜3人………
▼キャストコネ
RL: バサラ→ニューロ→チャクラ→バサラで。
勇: 兄弟子。空いているところは?
煉: 常備化済みは【理性】のみ > 勇君
勇: んでは、【感情】……(複雑) で進呈
煉: う ぃ 。
ルー: 【理性】“生き様/スタイル”への敬意 【感情】早く一人に絞ってやれよ(ぇ 【外界】兄弟子 >勇
勇: ……【感じょ……いや、【理性】で
煉: るー君 【理性】………む。また強力な弟弟子が── 【感情】や。しばらく。元気にしてる? 【生命】弟弟子
ルー: では【感情】でゲット。
▼ゲストコネ
RL: 勇君
RL: コネ:フリージア
RL: 柘榴と一緒に住んでる子。というか貴方が出したゲストです
RL: 推奨:【生命】以外
勇: ふむ。【感情】お父さんの友人 で。
RL: 煉さん
RL: コネ:老ユリウス
RL: 推奨:全スート
煉: うははは。
煉: %1d3
(Yotch) Len:1d3 = (2) = 2
煉: 【感情】。
RL: ルーファス
RL: コネ:“紅-Crimson”を殺した男
RL: 推奨:【理性】畏怖【感情】恐怖
ルー: では【理性】で取得。
RL: ■確認
RL: 各自会得したコネを申告
ルー: ■キャスト コネ:篠塚煉【感情】
ルー: ■ゲスト コネ:“紅-Crimson”を殺した男【理性】
勇: ■キャスト コネ:ルーファス【理性】
勇: ■ゲスト コネフリージア【感情】
煉: ■キャスト コネ:北瀬勇【理性】
煉: ■ゲスト コネ:“OldAsh”ユリウス・ベルク【生命】
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アクトトレーラー
全ては――その世界の全ては――その一本の樹から初まった
“世界樹-Yggdrasil-”
生れ落ちたる人と異端
相成れぬソレは何時しか決して交わらぬ円環を築いていった
―――しかし
例外が生ずる
異端と人が交じる
ゆっくりと―しかし確実に
世界が塗り替えられていく―――…………
トーキョーN◎VA-the Detonation-
『Eins-Yggdrasil-初まりの樹』
RL: この劇場を仕切るのは――lazyclownこと怠惰な道化師でございます
RL: 何方様も終幕まで何とぞお付き合いの程を―――
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◆Opening#1/ SP:RLシーン/ カゼ
RL: 「――――世界は」
RL: 美しい声が響く
RL: 廃れた教会に
RL: 主無き瓦礫に埋もれる教会に
RL: 「書き換わろうと、しているわ」
RL: 踊るように、謳う様に――
RL: 「………ああ」
RL: それに応える、声
RL: うって変わって――罅割れた――男の、声
RL: 「…判っている――そのために――俺は……」
RL: 男の持つ刀が震える
RL: 「ええ、じゃあ行きましょう?」
RL: 「………ああ」
RL: 十字架が――照り返す光は――暗く
RL: 薄汚れていて――
ザリ
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◆Opening#2/ SP:煉/ マヤカシ
●老ユリウス自室
RL: 呼び出しがあった
RL: それも火急に出頭せよ、とだけ
煉: 「電話が鳴るのは何時だって『突然』な訳だけれども。」
煉: ──そう。用があるから呼び出す。その呼び出しの為に予告がある訳は無いのだが。
煉: 殊、師匠に限って言えば、
煉: その呼び出しは、どうしても『突然』と言う印象を拭えない。
煉: あの人の課す試練と言うヤツが、それだけ困難であるは、常なる事なのだから。
煉: 「失礼します。篠塚煉、参りました。」
煉: 師匠の部屋の扉をノックする。
RL: 数秒―――部屋から返事が聞える
RL: ユリウス『……入れ』
煉: もう一度、失礼します、と続けながら部屋へ入室。いつもながら雑然とした部屋。
RL: 老人は――目を閉じたまま――何かを思案するように――椅子に座っている
RL: そして数分――――眼をゆっくりと開く
RL: ユリウス「煉、“世界樹”と言うものを……知っているか?」
煉: 「────世界樹。」
煉: 「オーサカM○●Nのあの大樹の事でしょうか。それとも──」
RL: ユリウス「……………」 違う、と言うように手を遮って続ける
RL: ユリウス「篠塚 煉」
RL: 名前を呼ばれる――これから命を下される時の、何時もの癖、だ。
煉: 「──はい。」 それと同時に気持ちが切り替わる。緊張、と言う奴だ。
RL: ユリウス「“神祖”“代行者”について、また、それらの関係、及び変異種の“代行者”について調査せよ」
RL: ユリウス「……必要な場合“聖杯”の使用も許可する、以上だ」
煉: 「──畏まりました。」
煉: 恭しく一礼。
RL: 老人はそれだけ言うとまた静かに眼を閉じる
煉: 問い返す、問い直す事は不要。──これも何時もの事。
煉: 必要なことをのみ述べ、それ以外のことは全て弟子自身にやらせる。その意味を調べる事さえも。
煉: 「では、行って参ります。」
RL: 老人は軽く頷く
煉: 退出の許可を受け、部屋から出てゆく。
煉: バタン、と扉の閉まる音──
煉: 「──恐ろしい単語が出て来たなぁ──」
煉: 小さく呟いて、自らの城へと足を向ける。
煉: 先ずは、情報を集めなければ──
SeenEND
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◆Opening#3/ SP:ルーファス/ カタナ
●レッドエリアストリート
RL: 気まぐれ、というヤツだろうか
RL: 寂れた街を歩いていた
ルー: ザッ…
ルー: 静かだった。
ルー: 自分の足音が、やけに大きく耳につく。
ルー: 何処までも薄汚れた景色が続き――…周囲に漂うは汚れた空気。
ルー: 慣れ親しんだストリートの気配だ。
ルー: 「………。」
ルー: そう、気紛れのような物だろう。
ルー: いや……過去を懐かしみたくなったと言うべきか。
ルー: 妻の出産と言う大事が迫り、男の自分には心配する事しかできない。
ルー: ならば、と――…慣れた気配に身を置き、過去を振り返る事で平常心を保っておきたかったのだろう。
ルー: 「ま、俺が焦ってもどうにもならねえしな――…」
ルー: それが功を奏したか――…幾分心も落ち着いてきた。
ルー: 手土産の一つも買って“上”へ戻ろうか。
ルー: そんな事を考える余裕が――…少なくとも……
ルー: ざわっ……
ルー: ……その気配を、その存在を感じるまでは確かにあった。
ルー: 「………!?…」
RL: ―――耳に届く――微かな――声
RL: 「―――舞刃、とは」
RL: 「舞う刃にて――全て斬り捨てて征く者也」
煉in舞台裏: お
勇in舞台裏: どこかで聞いた詞が……
RL in舞台裏: |ω゜) ククク
RL in舞台裏: |ω゜) 驚いて居るわ
RL in舞台裏: |ω゜) 愉快じゃのぅ
勇in舞台裏: そりゃ、驚くわいw
RL: 真横―――
RL: ビルとビルの谷間
RL: そこから辛うじて――見える
RL: 男が――二人
ルー: 僅かに聞こえた言葉は――何処かで聞いたフレーズだった。
ルー: しかし、その声の主に覚えはない――…少なくとも、自分が知るその詞の主ではない。
RL: 一人は蒼髪蒼眼
RL: 一人は紅髪紅眼
RL: その紅髪紅眼を――知っている
RL: “紅-Crimson”
ルー: ざわっ…
ルー: 対峙する“紅”と“蒼”。
ルー: ざわっ…
ルー: その姿を見て、周囲の異常なまでの静けさの意味を理解した。
ルー: ざわっ…
ルー: こんな空気の中に、まともな生き物が存在出来る筈がない。
ルー: 危機を察知する能力の強い小動物はおろか、そのような能力が弱い人間すらも無意識にこの空間に踏み入る事を避けているのだろう。
ルー: ざわっ…
ルー: 硬い唾を飲み込む。
ルー: ならば――…何故自分はここにいるのか?
ルー: 冷汗は、対峙する二人の男に対する戦慄だけが原因ではない。
ルー: ざわっ…
RL: しかし―――
RL: 異常なまでの緊張は一瞬で崩れ去る事となる
RL: “蒼”が動く
ルー: まるで……何か、途方も無く大きな運命の一部に絡め取られたような感覚。
ルー: その感覚に具体的な名前をつけれないままに――
ルー: ゴッ――…
RL: “紅”が――それを受けに入り―――そして
RL: そのまま――刀ごと―――
RL: 粉々に砕かれた
RL: 見ただけで判る
RL: 死んだ、間違いなく今のは致命傷だ
RL: 幾ら遠くてもそりゃ――肩口から腿にかけて一文字に体を裂かれれば――
RL: だが―――
RL: それで終りではなかった
ルー: 「―――…!!」
RL: “蒼”は何事か呟くと――
RL: 懐から“杭”の様なものを取り出し――
RL: “紅”の身体を持ち上げる
RL: ―――嗚呼
RL: 拙い
RL: それは幾らなんでも拙い
RL: “紅”が幾ら人間ばなれしているといってもそれは―――
ルー: ――拙い、拙い拙い拙い。
ルー: 脳内でリフレインされる言葉。
ルー: なのに、何故――動けないのか。
ルー: 目と鼻の先で起こっている光景が、まるで出来の悪い映画のワンシーンのように見える。
ルー: スクリーンの中で起こる出来事に、観客は一切の手出しを許されない。
RL: “蒼”の手が――
RL: 持った“杭”が――
RL: ゆっくりと――
RL: “紅”の心臓を串刺しにした―――
ルー: 「やめっ――…」
ルー: ―――漸く発する事の出来た声も、すでに遅く。
ルー: 抗いがたい現実として――…杭に貫かれた“紅”の姿があった。
RL: ドサリ――と“紅”の身体が落ちる
RL: じわり――とゆっくと地面に広がる――血
RL: ざわっ
RL: そうして“蒼”は振り向いた
RL: 宛ら君が其処に居た事を知っていたかの如く
RL: カツン
ルー: 「………。」
RL: カツン
RL: カツン
RL: カツ
ルー: 静かに――…ただ、静かに覚悟を決めさせられた。
ルー: 脳裏に過ぎる言葉、気配、覚悟の名前――即ち。
ルー: ――死
RL: 「―――…………」
ルー: 「………………。」
RL: ゆっくりと――“蒼”の手が君に伸びて―――
RL: トン
RL: 押された――軽く
ルー: 「………!?」
RL: 「―――立ち去れ、今すぐに」
RL: 「でなければ―――殺す」
RL: それだけ男は口にした
ルー: その言葉は、脅しでもなんでもなかった。
ルー: 淡々と――事実だけを述べたに過ぎないのだから。
ルー: 「………。」
ルー: 血も凍るような長い永い二秒。
ルー: 眼前の“蒼”――…その身を、僅かに“紅”の血で紅く染めた男との対峙。
ルー: 怒りに任せて無謀な戦いを挑む事はできる――できる、が。
ルー: ざわっ……
ルー: 「……わかった。」
ルー: 重苦しく、その一言を吐き出す。
ルー: それを後押ししてくれたのは―――地に倒れ付した、物言わぬ兄弟子の姿。
ルー: 色々と問題児と言える男だったが、人当たりのよい男だった。
ルー: 言葉を交わした回数はそれ程多くない。
ルー: だが……それでも解かる事はある。
ルー: ――彼は、ここで無謀な戦いの果てに自分が命を落とすような事は望まないだろうと。
RL: 男は満足した風に頷くと――ゆっくりと振り返る
RL: そして“紅”の身体を探り始める――君に興味をなくした様に
勇in舞台裏: ……柘榴、死す
煉in舞台裏: チャーチャーチャーッ!!! チャーチャーチャーッ!!!♪(火曜サスのOPテーマ
勇in舞台裏: 『ストリート殺人事件〜ハイランダーは見た』
ルー: 「………。」
ルー: 静かに、踵を返す。
ルー: 周囲には少しずつ人の気配が戻り始めていた。
ルー: 背後の“紅”と“蒼”から――静かに、一歩ずつ遠ざかる。
ルー: ――ポタッ
ルー: 「………。」
ルー: 握り締めた拳から、紅い雫が地に落ちた。
ルー: ――ポタッ
ルー: 滲む紅、落ちる雫は抑えきれぬ怒り。
ルー: 他の誰でもない――無力なる己への。
ルー: ――ポタッ
ルー: 「………。」
ルー: ――ポタッ
ルー: 地に点々と紅を散らしながら。
ルー: 一つの覚悟と決意を胸に――
ルー: ――ポタッ
ルー: ――雷は、ストリートの彼方へと消えて行った。
SeenEND
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◆Opening#4/ SP:勇/ カゲ
●レッドエリアストリート
RL: フリージア「――柘榴さんがっ柘榴さんがッ――!?」
RL: ポケットロン越しに聞いた久々のフリージアという少女の声は嗚咽が混じっていた
RL: 現場に向かった先――眼に飛び込んで来た光景は――
RL: 相棒の胸に突き刺さった杭
RL: 既に瞳孔が開ききった相棒
RL: 今までの様に冗談でも何でもなく
RL: 『“紅-Crimson-”柘榴』は死んでいた
勇: 「………」
勇: ――なんだ、これは?
勇: 目の前で倒れているのは、間違いなく、自分の相棒だ。
勇: その事実を、だが感情が拒否する。
勇: 「…………」
勇: ――何時か、何時の日か。
勇: こんな時が、来るかもしれないとは思っていた。
勇: 互いに、ストリートで生きるには、余りにもウェットでCDな生き方をしているから。
勇: ――だが、それでも。現実を前に、覚悟等、あっけなく崩れ去る。
勇: 「…………」
勇: ――砕けた刃、虚ろな瞳。
勇: 神をも薙ぎ払う。そう言っていた剣士の、余りにも無力な姿。
RL: フリージア「……で、んわが合って……それで、来たら……もう……柘榴さんが……」
勇: 「………」
勇: 彼女の言葉が、耳に入っても意識を素通りする。
RL: 血は――既に乾き始めている
勇: ふらふらと、倒れ伏したその姿へと歩み寄る。
勇: 「……………」
勇: 言葉もなく、傍らへと膝をつく。
勇: ――騒々しくも、活気に満ちた日常の終わり。
勇: それを自覚し、胸の奥に湧き上がる何かが、溢れようとしたそのとき。
勇: ふと、それは目に入った。
勇: 砕けた刀。されど――硬く、硬く握り締められているその柄に。
勇: 「……そうか」
勇: その事実を確認し、一つ頷くと、横たわる躯を背負いあげる。
勇: 視線を泣いている彼の娘へと向け
勇: 「……とにかく、家に運ぼう。雨も降ってきそうだ。……このままにしとくわけにもいかない」
RL: フリージア「……はい」
RL: ようやく意識を取り戻した様に勇に続く
勇: 「………」
勇: 無言のままに、歩を進める。
勇: 背にかかる重みを支え、一歩、一歩前へ。
RL: しかし――その意思を砕くが如く――その重みは―――冷たく
RL: “死”を実感させるばかりだった――………
勇: 「――馬鹿野郎が」
SeenEND
勇in舞台裏: エライ短いような気もするが。
RL in舞台裏: どうせ次も勇だしねー
かくて物語の幕は啓く
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