RL伏見堂： 饐えた匂いがする。掃き溜めのような匂い―――最下層民の暮し。
RL伏見堂： ストリートの路地裏を見れば飽きもせずに、弱者がそれよりも、ほんの少し強い弱者に甚振られる、そんな世界。

シラノ： どこのメガプレックスも大概だったが、取り分け、Ｎ◎ＶＡのレッドエリアは、あまりにも親しみが湧く『何か』によく似た臭いが満ちる。

RL伏見堂： 故障したバルブからは蒸気が噴出し、うっすらと霧がかかった様な状況になっている。
RL伏見堂： そう、いつもどおり、いつもどおりだ―――…だから、いつもどおり、ここは血生臭いのだろう。

シラノ： （……クソッタレ）　　蒸気を通過する度に、左の頬骨辺りが疼く。

シラノ： ひとつ間違えば、眼球を抉られていたであろう古傷。
シラノ： さしたる損傷ではないはずの古傷の疼き。取り立てて支障はないものの──フラストレーションだけがふつふつと溜まる。

シラノ： 「…………まったく、」
シラノ： 「居るなら居るで、とっとと姿を現わせってんだ。っの野郎……」 シラノ： 近場にあったゴミ収集箱を蹴飛ばしつつ、それでも歩を止めない。

シラノ： （だいたい、今時分、何しに来やがったんだ……）
RL伏見堂： なにか、首の後ろに刺さるようなものを感じる。実際に刺さっているわけではない―――
RL伏見堂： 視線、だろうか。一点を、それこそ、穴が開かんがばかりに見られている。

シラノ： 「……っ！」
シラノ： 瞬間、体の内で、『魂』が騒ぎ出す。──衝動を前に、抑制下から抜け出そうとする。

RL伏見堂： ざわ、と空気が泡立つ―――

シラノ： （……ズイブン古くさい……いや、懐かしいやり口だな） シラノ： 人が『解明』し得る触覚ではない。人外のみが知り得る〈知覚〉で、気配を探る。 シラノ： 〈知覚〉　【理性】７＋３（法具眼）＋Ｓ４＝１４

RL伏見堂： ああ―――
RL伏見堂： なるほど。手の込んだことだ。
RL伏見堂： 道理で簡単に気づかないはずだった。

RL伏見堂： “アイツ”は―――



RL伏見堂： 　　　―――真上から、来た。



RL伏見堂： ビルの壁を蹴りながら、かく乱しつつ、急降下でシラノへ迫るッ!!
RL伏見堂： 寸でのところで気づいたシラノの眼前のアスファルトが“銀光”の一撃で、両断される
シラノ： 前に一歩。正味、それ以上。動けるはずもなかった。が、

RL伏見堂： 『―――…』

シラノ： 素直に動揺するのもくやしかったので、平静を装い、『跳んできた』来訪者へと向き直る。 シラノ： 「……声ぐらいかけやがれ」

RL伏見堂： 白装束に顔全体を覆う仮面。除く為の穴が開けられた以外は凹凸もない

RL伏見堂： 『………』
シラノ： 「久方ぶりの再会だ」　口元だけを歪めて、そう言ってみせる。

RL伏見堂： 数年前よりも、大きくなっている。体躯が一回りは巨きく―――サイバーを入れ替えたのかもしれない。
RL伏見堂： で、あるとするなれば、数年前よりも更に、しぶとくなっていることだろう。
RL伏見堂： 一歩踏み込んできた、銀光は腕を外に払う。それだけでザクリ、と周囲が切り裂かれる。

シラノ： 「……♪」（ヒュゥ　　　気のない顔で、外壁、アスファルトを刻んだ〈手刀〉を観察。
シラノ： 内心は、『衝動』に抗うので手一杯だが。 RL伏見堂： 聖剣―――君の腕はそう呼ばれている。ならば、差し詰め、相手は“魔剣”と言ったところか。

RL伏見堂： 振るう、振るう、振るう
シラノ： 避ける、払う、往なして
シラノ： 懐に飛びこんだ処で、

シラノ： 水月に一撃を入れる。……手の形は、拳のまま。

RL伏見堂： 『！』

RL伏見堂： 強烈な一撃。それを喰らい、銀光の躯が宙を舞う
シラノ： 〈白兵〉＋〈居合い〉＋〈徹し〉＋〈元力：虚無〉（以上、演出



RL伏見堂： ずざぁあぁっ!!! 　凄まじい勢いでアスファルトの上を銀光が滑って行く。

シラノ： 「……外側の『殻』だけは分厚いよーだな」
シラノ： 拳には、五指にはまる十三の指輪。──あれは、おいそれと『抜刃』はできないものだ。

RL伏見堂： 『…………い…』
RL伏見堂： ぽつり、と声が漏れる。仮面越しのくぐもった声が聞こえる

シラノ： 「あ”？」
RL伏見堂： 『―――…』

RL伏見堂： 天使が飛ぶ。地を走り、壁を蹴り、跳躍。

シラノ： 「っ待ちゃあがれ！」

RL伏見堂： 嵐の如く颯爽と、豪風を纏い、消えうせる。 シラノ： 「……喧嘩売りにきただけか、アイツ」　　渋面のまま、空を振り仰ぐ。──思いの他、陽光が眩しい。

シラノ： 気がついて、顔に手をやれば、“ナイトウォッチ”がいつの間にやら弾き飛ばされていた。

シラノ： 「……この機会を逃す手もねぇか」

シラノ： 奴がこの街に居る。
シラノ： ならば、これはある種の好機と考えよう。
シラノ： ───気がつけば、フラストレーションが少しばかり晴れていた。




RL伏見堂： ―――…Scene End...

---

■舞台裏　-behind the scenes-



RL伏見堂： ・アゼル

アゼル： イブリス･ナタスの動向について
RL伏見堂： 〈コネ:イヴリス･ナタス〉〈社会:浄化派〉
RL伏見堂： 10.13.15.18

アゼル： 〈交渉〉+〈コネ:“薄桃色の夢”〉【理性】8+3(コネ)+S5+2(金)=18

RL伏見堂： 10:奈落墜しは依然として進行している
RL伏見堂： 13:今回動いているのは“紫煙”リュウドウ･Ｄ･ダーレス
RL伏見堂： 15:“水霊教典儀”を使役する魔術師にして、元機甲聖人
RL伏見堂： 18:なお“紫煙”以外にも複数の浄化派構成員が動いているようだ。
RL伏見堂： 以上
RL伏見堂： ・テスタメント

TESTA： 登場S2

TESTA： 魔道書の行方はエリに頼むとして・・・そうですね。 こちらは浄化派の動きに着いて。 推奨はありますか？
RL伏見堂： 〈社会:ストリート〉〈社会:浄化派〉10.13.15.18

TESTA： 〈交渉〉+〈コネ：スティンガー〉+〈虚言〉
TESTA： 【感情】５＋札J+特技３+コネ１＝１９

RL伏見堂： 10:現在Ｎ◎ＶＡにおいて活動をしている浄化派能天使は2人
RL伏見堂： 13:それぞれ、“闇 -Nox-”と“紫煙”という能天使。
RL伏見堂： 15:アストラルに精通しており、アストラル方面からのアプローチを行って居るようだ
RL伏見堂： 18:近頃Ｎ◎ＶＡで発生している“霧”と関係が在るらしい
RL伏見堂： 以上 RL伏見堂： ・エリニュス

Erinys： 魔、導書、の行、方ッ！
RL伏見堂： 〈社会:アストラル〉〈社会:ストリート〉〈社会:浄化派〉　10.15
Erinys： 〈社会：アストラル〉【生命】７＋Ｈ９＝１６

RL伏見堂： 10:現在、Ｎ◎ＶＡ市内に潜伏中。“契約者 -User-”と一緒らしい。
RL伏見堂： 15:現在の“水霊教典儀”の“契約者 -User-”は、“紫煙”リュウドウ･Ｄ･ダーレス。かつての仲間だ
RL伏見堂： 以上 RL伏見堂： ・ＵＲ

UR： 登場でＳ７
UR： あーおー
UR： Ｋ３捨てて何かに失敗　orz
RL伏見堂： Σ




RL伏見堂： 　　　　　　　　　　　2 B Continune

---