UR： 広い敷地へと立ち入り、この街で最も高い塔へと立つ“敵”を見上げる。
RL伏見堂： 漆黒の躯の神は、待つかのように、バベルの塔の上にて、沈黙している。
UR： 楽園の神意の塔へと立つ姿と重なる。…――否、あれは過去の事だ。

颯花： 「…ただ在るだけなのに……凄い影響ね………」
颯花： 　物理法則を捻じ曲げ──モノを生み出す力。それが、上手く御せ無い。

颯花： 〈製作：マジックアイテム〉＋〈超スピード作業〉、スートが合わず不発 CK破棄

アゼル： 「―――…」
颯花： 「──っきゃ！」

颯花： 目の前で小爆発が起こる
UR： 「注意せよ。汝が錬金術とて影響の例外では―無い。」
アゼル： 「―――…ん」
颯花： 「そう、見たいね。──大丈夫。でも、これで大体分かったわ。もう、失敗しないから。」

アゼル： 神気に触れれば判る―――自らが恐怖していることが。
アゼル： 過去二度に渡る徹底的な敗北。
アゼル： その記憶が蘇る。
アゼル： だが―――



アゼル： 「―――今は、負けない」
UR： 「当然也。――我と、颯花が共に在る」
アゼル： 「―――…ああ」
颯花： 「──んっ。」



アゼル： 呼吸を整える。
アゼル： 一つ、二つ、三つと半分で完全に己のリズムを得る。

アゼル： 「―――征くぞ」

UR： 頷き、「我が神と」そして視線を二人へと向け「我等とを」視線を敵へと戻し直立する「敵とした事、その身を以て報いを受ける事になろぞ」



アゼル： 閃光が走る。

UR： 閃光が躯を包む。

アゼル： 鞘から走る刃は、銀の光を持って空気を浄化する。 アゼル： 　　「―――ATH…」


UR： 躯を纏う衣服は清浄なる風に舞い飛び、その肢体を露わにする。


アゼル： 　　　　　　　「……MLKVTh―――…」


UR： 指は文字に、手は頁に、腕は頁に、脚は頁に、股は頁に、四肢を躯を頁へと変えていく


アゼル： 　　　　　　　　　　　 「……VGBVRH……」


UR： 書はその纏まりを以て一として、その展開を以て全とする。終わりの始まり。始まりの終わり。頁は光を帯びながら大地に巨大な円を描く


アゼル： 　　　　　　　　　　　　　　　「―――…VGDVLH―――」


UR： 円は同心なる七重を以て形を成し、その頂点を紡ぐ星紡は七。星紡は二重を以てなり、其れは同心を以て逆しまに回る。


アゼル： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「……LOVLM…―――」


UR： 異なる世界、異なる時間、異なる時空、秘められたる法儀を以て、二界を紡ぎ、世界の姿を変える。生み出す力、育てる力、増えゆく力。それら全てを刈り取る力


アゼル： 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「…AMN―――…!!」


UR： 天と地を分かつ様に、光と闇を裂く様に、生と死を隔てる様に、そしてその境界を砕く様に、降臨、現出、創造、出現する


UR： 街の中心へと降臨した神を、唯一倒す事ができる者。人によって造られた人を越えた者、世界を喰らう神を滅ぼす者


アゼル： 鋼の神。虚の神。光を纏う救世の神。


UR： 虚神召喚〈自我〉＋〈分心〉＋〈永生者〉【外界】６+永生者１+カード９＝［１６］


アゼル： 世界を照らす神。その名を―――


UR： ――光臨せよ！、光の神、Ｅ・Ｏ・Ｈ!!!!――


アゼル： 世界を砕く音は、硝子が飛沫を上げる音にも似て
アゼル： 涼やかな轟音が、蟲の呻きを、風の雄叫びを、全てを打ち消す。

アゼル： 翼が開く。

アゼル： 羽ばたく翼は、舞い降る雪よりも白く、美しく―――力を帯びている。
アゼル： 羽ばたき一つで、地上の木々が吹き飛び―――光の神が空へと舞いあがる。 RL伏見堂： 「―――来たか」

RL伏見堂： 心臓に在る影は二つ。
RL伏見堂： 男は眼を開き、眼前から来るものを見据える。
RL伏見堂： 同様に闇神も、その双眸を開き、光神を見る。

RL伏見堂： 「―――マスター…」

RL伏見堂： 少女の声に、男は笑う。

RL伏見堂： 「―――…始めよう。窮極にして最期の。神を贄にした―――」

RL伏見堂： 闇神が翼を雄々しく広げる。
RL伏見堂： 迎え撃つように、羽ばたくように―――その翼を強く強く。

RL伏見堂： 「―――“楽園”の再生を」





RL伏見堂： ―――…Scene End...

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