《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ“地獄門- Hell's Gate -”
シーンカード:■■■
メインキャスト:RL & “曙の明星-LUCIFER-”
舞台:舞台裏
イリア ──ネバーランド出身の盲目ニューロの少女。
阿行美 ──“7月”と言う名の異星からやってきたお姫様。
モルゲンステルン ──“金星”の異名を取る大魔王、その分体。
宮所 栞 ──元真教浄化派。復讐の為世界を氷に沈めようとして、失敗した女性。
キィ ──“外の世界”の神を呼び出す為の鍵
セレスティア=C=ウェーバー ──傍にあるだけで、人を勇気付ける優しき少女。
鴉丸 黎歌
クロウ
白月 ──古代よりとある退魔の一族に伝えられる業物。
北瀬 麒麟 ──“天にまします巨大な十字架” “救世主の生まれ変わり” “超AI”──
何れ劣らぬ美女、美少女たち。
一見何の関係も無さそうな彼女たちはその実ただ一つの点により結び付けられる。
………“舞刃”北瀬勇。彼に一度ならず窮地を救われ、彼を愛し、彼に愛される存在となった女性である、と言う事。
知らぬ者が聞けば眉を顰めるような話だが、彼女ら自身に止むに止まれぬ事情があり、また勇のトラブルがトラブルを呼び込む体質により、気が付けばこの状況。
少女たちも半ば開き直り、牽制しあったり同盟を組んだりと言った風で何とか落ち着いていた。
モー: 「全くふざけた話よね。」
ナレーションに割り込んでくるな、不思議生物。
モー: 「うっさい。ちんたら前振りしてないでさっさと今回の発端説明しなさいよ。」
いや、一応順序だてておかないと。──で、どこまで話したっけ。そう──
何とか落ち着いていた、が。
ただ一箇所、どうしても落ち着けることの出来なかった部分があった。
モルゲンステルンと、宮所栞の二人の関係だ。
元々、勇の出身でありモルゲンステルンの前々マスターであるユリウスが拓いた退魔組織“ク・リトル・リトル”は、真教浄化派とは不倶戴天の敵同士である。
モー: 「特にユリウスと“黒”の仲が最悪ね。影でも見つけようものなら即コロシアイよ。」
あるとき、宮所栞が浄化派の“能天使”である事が発覚た。彼女は、勇に自らの復讐のために世界の浄化を行うと宣言して姿を消した。
当然、“ク・リトル・リトル”のマスター、ユリウスは直ちに彼女の討伐命令をだすのだが、勇は周囲の静止を振り切り、一人彼女を探し回った…。
モー: 「そ。いい加減腹が立ったわ。」
うむ。そこで切れちゃった訳だ。
モルゲンステルンは、以前受け取った指輪を突き返し、更に勇との“悪魔の契約”も一方的に打ち切った。《霧散》まで使用して。
その後、無事に宮所栞の説得に成功し、二人はツインエッジに帰還した訳だが……モルゲンステルンの怒りは、まだ、収まっていなかった。
モー: 「ま、そんな所かしらね。」
説明しとかないと訳分からんな、この状況。(笑
モー: 「エピソード3〜4話分ぐらいすっ飛ばしてるものね。」
兎にも角にも、本編の事前状況として以上の様な事があったとご理解くださいませ。
モー: 「それでは、“地獄門-Hell's Gate-”、お楽しみ下さい。」|∀−)ノン