RL揚： “銀灰”「さぁ──LUCIFER………おいで。」

RL揚： 氷付けにされている無数の罪人-Devil-。その中でもひときわ美しい姿で眠り続ける、元天界の天使長。
RL揚： その一欠片。
RL揚： 小さな紅い光の欠片へ手を伸ばす。

勇： 光に手が届くかに見えた瞬間。それを阻むかの如く、魔術師の周囲に無数の刃が突き立つ。
RL揚： “銀灰”「おっと。」
RL揚： 勇の求める女性の前には、二人の魔術師。
勇： そして、後退したその位置で、上空から感じる、絶対の殺意！

アザレル： 「一撃で仕留めろ。魔法使いの弟弟子……生優しい相手では無いのだからな」
勇： 「────────────ッ！！！」

RL揚： アムール「ほほう………追いついてきよったな。」

勇： 上空から、飛び降りざまに、白く輝く刃を振り下ろす黒き影！
RL揚： “銀灰”「「　ちぃ──！　」」
勇： 十字に走った銀光が、紛い物達を切り裂く。

RL揚： イルダーナン「煉っ！」


RL揚： “銀灰”「「　行き成りとはご挨拶じゃないか、勇君。　」」

RL揚： 切られたはずの二つの影が、全く同じ動きで巻き戻し映像を見るかのように蘇る。


勇： 「………………」膝をつき、刀を振りぬいた着地の姿勢で、その様子を睨む。

RL揚： 煉「………………色々とコメントに困る光景だ。」

アザレル： 「アレが奥義か」竜より飛び降りLUCIFERをみる
ケルブ： 黒いブジン、その姿を追うように、漆黒の闇を纏う天使が降り立つ。

RL揚： アムール「“曙の明星-LUCIFER-”の支配がならぬ内に追いつかれてしまったのは業腹じゃが………」
RL揚： ルビーの輝きを、だがただの宝石のそれではありえない力強さで紅を放つ、魔力塊。──“曙の明星-LUCIFER-”



RL揚： アムール「──ここで始末を付けねばなるまいて。」
RL揚： アムールが指を鳴らすと、無数の影が現われる。
ケルブ： 軽やかに、氷結した地獄の地平に足をつけ、アムールと、その面々を見据える。
RL揚： イルダーナン「はーい、能天使様。」
ケルブ： 「――……。」

RL揚： “殺戮人形”「………………」　ザザザザッ──
勇： 「笑わせるな、アムール……。貴様のしようとした事は、命と魂をもってしても、償えると思うなよ」

RL揚： “銀灰”「元々は僕の物だったんだ。返してもらっても良いだろう？」
RL揚： 笑みを浮かべ、あっさりと言い放つ。

勇： 「………纏めて切り捨てて欲しいか？人形。ここなら、死んだ後、迷わず行くべき場所に辿り着けるぞ」
勇： 「………誰であろうが、彼女に仇為す者は、悉く切り裂く。舞い踊る刃の傷み、思い出させてやろう」

RL揚： “銀灰”「くくっ、出来るかな？君に。」　　　煉「やって見せろ。紛い者如きに負けたら再訓練だ。」

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