《難攻不落》っ!!! トーキョーNOVA the Detonation リプレイ 魔術争乱“りにまれ”

Research...#8
シーンカード:トーキー(繁栄)
メインキャスト:アゼル&UR
舞台:レッドエリア・セーフハウス
《難攻不落》っ!!!TOPトーキョーNOVAオンラインセッションリプレイ妄りに誕まれリサーチフェイズ8th

RL伏見堂in舞台裏: さて、舞台はどこかな?
UR in舞台裏: 運ばれるがままですのう
アゼルin舞台裏: どこにいきませうか。特に何もなければ、レッドのセーフハウス、と言ってみる。
アゼル: 謎の敵から逃げるようにURを抱いて走り、どうにか自分のセーフハウスの一つに辿り着けた。

アゼル: 「―――…大丈夫、か?」
UR: 「………シルクじゃないな」不機嫌そうに貰った服を吟味
アゼル: 「我慢しろ―――」ぼす、と安物のソファーに身を投げ出す。

アゼル: 肩には、先程の斬撃を避けた際に出来た裂傷が走っており、救急キットを取りだし、応急処置を始める。
アゼル: 暫く自分でやっていなかった分、どうにも上手くできない。

UR: 「………」部屋の中の様子を見…「何をしている?」
アゼル: 「……っ。…治療を、している」痛みに僅かに顔をしかめる。
UR: 「不便なものだな」

UR: 尤も、自分が受ければ傷ではなく、壊れることになるか

アゼル: 「―――ああ」適当に止血を済ませて、ソファーにもたれる。

アゼル: 目の前の、白―――潔い少女を、見る。彼女の白さは、恐らくは清らかなものとは違う、漂白された白さなのだろう。なんとなくだが、理解できる。
UR: 同じく、ソファー 「……(あまり上出来なものではないな。)…」へと座り、目の前の魔術師へと視線を向ける



UR: 「如何するつもりか?」
アゼル: 「―――…」

アゼル: 長い時間見ていれば、魂を吸われそうな深い瞳。少女の形をしているが、本質は別のモノだろう。そう、知っている―――…知っているが―――

アゼル: 「―――…聖務は、継続中だ。……“澱みし黄金”を、討つ」
UR: 「“澱みし黄金”は、我の契約者だ。彼奴が召喚すれば、我は応じ彼の者の望みに応える。」
アゼル: 「そうか」

アゼル: ―――聖務。“澱みし黄金”を討ち、可能ならば“虚神祭祀書”の回収を。不可能な場合は、破棄を。

UR: 「彼の者の望み叶う時、この街は堕ちる事となる。」

アゼル: 自らが果たすべき務めを思い出す。今ならば“澱みし黄金”が知覚する前に破壊できるだろう。簡単に破壊できるとは思えないが、自分の速度を持ってすれば不可能なことはない。

アゼル: 「―――……」

UR: ポスッ…と、ソファーに身を預け、目を閉じる。――こんなに長く人の姿でいたのはどれくらいぶりか…気の高揚ぶりはそのせい、か――
UR: ――まるで少女のようではないか――  自嘲する。

アゼル: 立ち上がり、覆い被さるように、ゆっくりと、ソファーに体重をかける。
アゼル: 右手、袖のホルスターに内蔵された拳銃に装填されているのは、法儀式済炸裂式水銀弾頭弾。対アヤカシ用の武装としては主流である。頭に2発、心臓に2発。
アゼル: アヤカシの急所が何処か、明確な位置はないが、少なくとも頭部を破壊すれば動きは停まる。その後、騎士剣にて頸椎を切断、脳幹を破壊し―――

アゼル: ―――…そこまで考えて、やめた。



アゼル: 任務であれ、自分は殺しはやめた。大体、破壊―――…殺すつもりであれば、あの場でできた。

UR: 「………」躯を巡る剣呑なまでの視線が消えた事に気づき、瞼を上げる。
アゼル: 「―――…どう、呼べばいい」

アゼル: 視線を合わせ、名を問う。

UR: 「名は知っているはずだ。 ―“虚神祭祀書”― それが我が名。……」

UR: 「……この姿の名ならば、UR(ウル)だ。」
アゼル: 「―――…判った」

UR: 「一つ、教えておこう。」
アゼル: 「………聞こう」
UR: 「“濁りし黄金”の召喚を阻止する方法が一つある。」
アゼル: 「―――…どう、すればいい」

UR: 「我と契約を結べ。そして“濁りし黄金”よりも先に我が力を引き出せば、彼者の召喚は効かぬ。」
アゼル: 「―――…」

UR: そう言って、白磁の腕を眼前の魔術師へと伸ばす

アゼル: コレを受け入れるならば、自分はもはや平穏たる世界と、清浄たる夜とは縁遠き存在となるだろう。
アゼル: 手を、払え。 聖母殿の神父ならば、魔に魅入られるな

アゼル: ―――…だが、払うことは出来なかった。白い透き通るような手を、受け入れる。
UR: 心地よい人肌の熱。眼前の人間には、健全と言って良い“力”を宿しているのがわかる。――思えば、我が喚ばれたのは……

UR: 引き寄せるようにして、顔を、そして唇を近づける。吐かれる息が我をくすぐる。
アゼル: 冷たい。これが人の形をしたモノの熱だろうか。ぞっとする―――だが、だが―――
アゼル: この“少女”はその暗い闇を、独りでいたのだろうか
アゼル: そう、考えたときには―――
アゼル: …少女に、応えていた。



UR: そして唇を重ねる。我には無い人の温もり、それが薄い隔たりを分けた向うにある。
UR: そしてそれを求めるように、アゼルの唇を噛み、皮膚に穴を穿つ。
UR: 小さな、鋭い痛み
アゼル: 噛まれ、吸われ、奪われていく。熱も、理性も―――霞が掛かった様に、視界が白くなる。

UR: 傷から溢れるそれは、唇を濡らし、口内を染め、喉を潤す。
アゼル: 痛みが心地よい。今、自分が唇を重ねているのは、少女だったのか、魔、そのものだったのか―――…区別が付かない。
UR: 紅く、熱いソレが我を染める。生を持たぬ我の内に生が入り込む――



UR:   ――契約は、成された。



アゼル: 呼吸をするのも忘れ、少女の接吻を享受している。
UR: ……我が、喚ばれたのは、このこの男だったのかもしれない。
UR: そして、そっと唇を離す。…熱が生が躯から急速に離れていく絶望感。
UR: それと共に、置き火の様に、躯の中に同じモノを感じる高揚感。
UR: 不自然なまでに白く透き通ってる肌は、この時ばかりは、淡く朱を浮かべる。
アゼル: 冷たさから解放されたというのに、どこか寂しさを感じる。
アゼル: 目の前の、薄桃色の少女の顔を見る。



UR: 「――契約は、成された。」
UR: 乱れそうになる、息を何とか整え、それだけを伝える。

アゼル: 「―――…ん」 短く、そう呟く。

アゼル: 「…あとは―――…俺が先に、引き出すだけ…か」
UR: 「…そういう、事だ。」いまだに息の乱れは直らない。
アゼル: 「―――…」ソファーの隣りに身を投げるようにして、転がる。

UR: 「喚び方、…それに、汝が欲していた事は、汝が内にあるはずだ」

UR: #うちの得た情報を渡しておきます。

アゼル: 「―――…判った」 頷く。
アゼル: 気怠げに息を吐く。全身に疲労感がある。



UR: 分心顕現〈自我〉+〈分心〉+〈魔器〉【生命】4+魔器1+カードJ=[15]MAN召喚。よろし?
RL伏見堂: OK

アゼル: 「―――…」
UR: 「聞きたい事があればMANに聞け。…我はしばし休む」
アゼル: 「―――…UR」

アゼル: 名前を呼ぶ。後になって考えれば、なんと愚かな事をしたものか。

アゼル: 「―――…アゼル」

UR: 既に目を閉じ、答える声はない。
UR: だが何故か、この姿を解く気にはなれなかった。

アゼル: 「アゼル・クライス―――…俺の、名だ。…覚えてくれ」


アゼル: 魔導書を相手に真名を名乗るという愚行を、犯した。


UR:   ………―― アゼル


アゼル: 「―――…」

アゼル: そっと横になったURを自分の膝に倒す。
UR: 失った意識の中で、ありえるはずのない遠い記憶を視る。それがなんであるか識る事はなかったが
UR: その中での自らと同じように、そっと微笑む。





RL伏見堂: ────…Scene End...


■Behind the Scenes -舞台裏-

RL伏見堂: ・武誠
武誠: うぃ。
武誠: 一完さんが居るらしい、幽霊屋敷の評判とかでも調べておきます。
RL伏見堂: 〈社会:ストリート〉10.13.15
武誠: リサーチ項目になければ、一完さんの評価を……っと、了解。
武誠: 〈社会:ストリート〉+〈事情通〉【外界】4+3(事情通)+DQ=17
RL伏見堂: 10:幽霊屋敷。むかし何処かのエグゼクが気まぐれに立てたが、やはり治安の悪さから捨てられ、今も買い手がつかない。
RL伏見堂: 13:怪しげな声や、すさまじい腐臭が漂い、近所からは評判が悪い。
RL伏見堂: 15:正体不明な怪しげな生き物をたまにみかける住人もいる。



RL伏見堂: ・颯花
颯花: ふむ。 いい加減真面目にリサーチしましょう。
颯花: ぶっちゃけ、アゼルは何処におるのん?(ぉ
RL伏見堂: 〈社会:ストリート〉〈社会:アストラル〉〈コネ:アゼル〉 制御値
颯花: 〈コネ:アゼル〉【理性】9+S6=15
アゼル: 制御値抜かれました(笑)
RL伏見堂: では、アドレスゲット
颯花: あどれすげと?w OK



RL伏見堂: ・イスカ
イスカ: 例の爬虫類っぽい生物の更なる目撃談とかってのは、わかったりわからなかったり?
RL伏見堂: もうでませんね。
イスカ: むぅ、んじゃあ、一番初めに殺された人(友人)の出自とかは、わかりますかの
RL伏見堂: 判りますが、今回は特に関係ないですね。彼が襲われたのは単なる偶然です。
イスカ: 目的は別にあるんだけれども(笑) んじゃあ、特にないかなァ と、いうわけでパスの方向でっ
RL伏見堂: OK

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