RL揚： 舞台は、シベリアの凍土地帯。
RL揚： 氷の静謐結社を壊滅させよ、と言う任務を聖母殿の関係者から引き受け
RL揚： その首領を切り捨てたところです。

シラノ： 「……………………」

シラノ： 斬り落とした首を片手に、衝動を鎮めながら、伏兵・残党が残っていないかを確認。
RL揚： 残存勢力は、聖母殿の兵士が追いかけている。

RL揚： で、
RL揚： 敵の首領の倒れた机
RL揚： その上に散らばっている資料。
RL揚： ふとした拍子に、その内の一枚に目が留まる

RL揚： 『ク・リトル・リトル───

シラノ： 「…………」　　資料を拾い上げる。
シラノ： 銀灰色に戻った瞳で、文面を読む。

RL揚： 『ク・リトル・リトル　襲撃計画　　　発：“黒”　　　宛：“朱”』

シラノ： 「…………？！」

シラノ： 「クソが……」　　忌々しげに吐き捨てて、
シラノ： 片手に持っていた首領の首を投げ捨てる。


シラノ： 首は地面に鈍く撥ねると、暗がりに消えていく。

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