“愛と真実の情報屋”ルクセイド・タカナシ


原画・彩色 貘社

プレイヤー:貘社  スタイル:トーキー◎●・カゼ・カゲ

登場作品: EmperialGuard 
       
「空の伝言」(「わんこアイランド」犬夜雪さんのHPへのリンク)

 

                                                   文章 貘社

おれの名はルクセイド・タカナシ、ストリートじゃちっとは知れた情報屋だ。

情報屋と言えばつてを頼ったり、ウエブなんかでウワサを集めるのがお仕事かと言えば、おれの場合はちょっと違う。今日もそんなお仕事、とある企業の事務所に潜入、事業計画書を拝借してくるお仕事だ。企業なんてなちょろいもんだ、パリッとした服を来て、名刺さえだしゃ、ある程度の所まで入り込める、後はセキュリティさえ突破すりゃゆっくりと帰れる、はずだったんだが・・・・・

「そこまでだ、手を上げろ。」

駐車場でバイクに乗り込もうとしたところで、背広の男たちが声をかけてきた。手には黒光りする拳銃やらライフルをもっている。

「おやおや、この会社じゃ、帰るときにボディチェックするのかい?変わってるなぁ。」

「会社のデータバンクを開けていくとはお前も変わった営業マンだな。」

あちゃぁ、ばれてるよぉ・・・・・・。おれはぼりぼりと頭をかいた。

「クリスをこっちに渡せ。」

そらきた。・・・・・・そういや、今日の運勢見てなかったなぁ、なんて思いつつ、おれは正直にクリスを投げ渡した。こんなことで命を落としたら元の木阿弥だ。

「・・・・誰に頼まれた?」

「いくら払う?」

そういったとたんライフルが火を吹く、おれはその場で軽快なダンスを踊る。

「命と、金。どっちが欲しい?」

・・・・あかん、こりゃ本気だ。おれは首をすくめると、仕方なく白状する。

「・・・・イワサキだよ、あんたのとこでやってる。事業計画について調べたいんだとさ。」

「・・・そうか、ご苦労だったな。」

男がそういうと周囲の全員が銃口を向ける。・・・・・ま、こんなもんだな、企業の人ってのは。             おれは襟の中にかくしたリモコンスイッチを入れる。次の瞬間、バイクから噴出した煙で周囲の視界は完全にさえぎられた。慌てて銃を乱射する男たち、おれはその中をすり抜けるとバイクで颯爽とその場をあとにした。

まあ、おれとやりあうにはまだまだ役不足だな。おれは本物のクリスを満足げに眺めると。アクセルをふかした。後はこれを千早の何とかっておっさんに渡せば仕事は終わりだ。久々にアサクサで飲もうかな。鼻歌もご機嫌におれはホワイトエリアの道を走り抜けた。


と言う訳で、TOPPageイラストSSトーキー編。今回はキャラクターもイラストも文章も

全部貘社君の物です。Thanks。

・・・・・・しかし、相変わらずの様だね〜、タカナシも。

敵に、「誰に頼まれた?」と聞かれ仕方なく答えて「イワサキ」なのな。

とっさに嘘吐ける君は凄いよ。ロールプレイでやるから。(苦笑)

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