“Ｓｗｉｔｃｈ”葛城　忍

ＩＬＬＵＳＴＲＡＴＩＯＮ：揚　紅龍＠管理人

プレーヤー：揚　紅龍＠管理人　　　スタイル：レッガー◎・フェイト●・イヌ

登場作品：空の伝言←ＲＬ犬夜雪さんＨＰ「わんこアイランド」へのリンク

「・・・一息入れるか。」

　ようやく依頼人に提出する報告書が仕上がったところだ。まぁ、この後にも別口の調査やなじみの情報屋達との情報交換が大量に控えているのだが・・・。

　俺は葛城　忍。口さがない奴は“Switch”と呼ぶがな。

　Ｓｗｉｔｃｈ＝�@情報を有るところから無いところへ運ぶ　�A金次第で寝返る　�B酷い気分屋　って、意味らしい。・・・誰が言い始めたかは知らないが、大きなお世話だ。

　ＮＩＫ（フェイトの互助組織）とＢＨＫ（バウンティーハンター協会）のライセンスを使って探偵業を営んでいる。それから、元・ブラックハウンド隊員だ。今は足を洗ったがね。・・・理由？決まっているだろう。Ｎ◎ＶＡ軍が進駐してきてからこっち、堅苦しくなったのが気に入らなかっただけさ。

　　Ｐｉ

　ＤＡＫの文書ファイルを閉じ、変わりにメディアプレーヤを起動する。新しい煙草に火を付け、メディアのチャンネルをＢｉｇＳｈ●ｔ（ブラックリストに載った賞金首の情報を提供するバラエティー番組）に合わせる。めぼしい奴が居れば居場所をあぶり出して通報するだけでも十分小遣い稼ぎになるし、もちろん自分で狩りに出かけても良い。俺に取っちゃ趣味と実益を兼ねた娯楽・・・なのだが。

『イェ〜イ、ハンターの諸君。新しい情報だ、良〜く聞いてくれ。』

『たった今、ＢＨＫブラックリストに登録された賞金首よ！』

　・・・何故かハザード前の西部劇とか言う奴に出てくるガンマンの格好をした、男女のペアがやたら陽気なテンションで喋っている。俺は届いたメールの処理をしながら流し聞いて居ると・・・。

『おお、こいつは凄い。賞金の掛け主はイワサキ。額は１プラチナムって凶悪犯だぜ！』

『何をしたの？』

『聞いて驚け、イワサキラスト支社の重役を暗殺したそうだ。』

『きゃ〜ん、こわ〜い。』

　・・・賞金がさっさと掛けられたって事は、顔・身元は割れてるって事か。間抜けな暗殺者も居たもんだ。

『誰なの？』

『うむ、犯人はあろう事かＮＩＫに所属している女性フェイトだ。名前は・・・。』

　　ズル

　犯人の名前を聞いて俺は椅子からずり落ちた。

「げほっ。・・・何をやったんだ、あの馬鹿は・・・。」

　そいつは俺と同じＮＩＫのメンバーで、何度か一緒に仕事をしたことのある後輩だ。・・・殺人が出来るタマでないのは確かだから、何か裏が有るんだろう。

『既にＮＩＫからは、彼女をメンバーから除名したとの発表があった。・・・』

　・・・・・・重症だな。

「言い訳を聞いてやろうじゃないか。」

　俺は壁に掛けてあったコートを取ると、ＤＡＫをOffにして事務所を出た。

・・・・・・

「あ、あら？どうして繋がらないのかしら？」

『お客様のご都合により、現在この電話は・・・』

　ストリートの路地裏。誰が手を回したのか、回線を切られたＫ−ＴＡＩを手に途方に暮れている様子の「賞金首」。

「どうしようかしら・・・？」

「どうしようかしら、じゃねぇ。」

　　ゴツン

　いきなり後ろからげんこつをくれてやる。

「いたぁ・・・。あ、葛城さん。」

「ヨォ、有名人。」

　う。と困った顔をする女フェイト。・・・・・・今の俺の顔はさぞ凶悪な代物だろう。地顔でもガキが泣き出すからな。

「で？何をやったんだ？」

「イワサキのメインフレームを・・・千早の依頼で・・・」

「ほほう。」

　更に目に気合いを込める。

「でも、あれは確かに危険な物でっ！」

「・・・！静かに！」

　　ざっ、ざっ、ざっ、ざっ

　表通りをナンブ警察の制服を着た連中が走っていった。気付かれなかったようだが、連中、ずいぶんな量を投入しているらしいな。

　　はぁ〜。

　思いっきり溜息をついて見せてから、

「貸し、一つな。」

　ポケットロンを取り出し、昔のなじみで、ブラックハウンド時代の先輩に電話を掛ける。

「・・・あぁ、お久しぶりです。葛城・・・え〜ぇ、その“Switch”ですよ。そっちもお変わり無いようで。」

『前置きは良いんだよ。テメェが電話って事はまた仕事を押しつけようってんだろ？』

「・・・まぁ、そう言うわけですがね。お礼は、大規模麻薬取引現場を摘発するチャンスって事でどうです？」

『ほう、久しぶりにでかいネタだな。・・・良いだろう。何だ？』

　他に売ってやろうと思ってたのに・・・。

「女を一人、ＢＨＫのブラックリストから外して下さい。あんたなら簡単だろ？」

『気安く言いやがる。条件を一つ追加だ。』

　まるで待ち伏せが成功した獣の様な表情で笑う。・・・このツラはロクな事を考えていないときの顔だ。

「何でしょう？」

「その女を俺が指示する場所に連れていけ。何、そいつが元々行かなきゃならん所だ。千早の話は俺にも来ているんでな。・・・悪い様にはならんハズだ。」

　・・・・・・・・・マズった。もう少し待ってりゃ、向こうの方から「依頼」の形で話が回ってきたんじゃないか？

「・・・悪い様にはならんでしょうな。あんただってこんな話を放って置くわけには行かないはずだ。」

『おう。任せておけ。』

「頼みますよ。トーキョーＮ◎ＶＡ執政官殿。」

　　プッ。ツー、ツー、ツー

「やれやれ。行くぞ。」

「あ、はい。」

・・・・・・

『次のニュースです。先程イワサキ要人暗殺事件の犯人として指名手配されていた女性が、先程ブラックハウンドによって「保護」されました。ブラックハウンド側は、要人暗殺などと言う事実は全くの無根であり、ＢＨＫに賞金の撤回と、被った社会的、精神的損害の補償を・・・』

構図が我流西と全く同じと言われてしまった葛城です。描いてから気付きました。（死）

自分のキャストは良い方に回す。書き手の特権。（爆死）

レンズせんぱ〜い、イワサキが虐めるんですぅ〜、と書くと情けない。（笑）

“Swichｔ”葛城忍　　PROFILE

消費経験点：１２９点
（ただしＲＬよりただで貰ったコネ等の理由により、実際のデータと計算が一致しない。）

AJ：３１歳　　JENDER：男　　BIRTHDAY：１１月２２日

HEIT：１７４cm　　WEIT：５５＋αkg

EYEZ：Blakk　HEIR：Blakk　SKIN：Yellow

SKILLZ

SUPERHUMAN　SKILLZ

KONEXION＆ＧＡＴＨＥＲＩＮ’＆SOSIETY

REZIDENCE

事務所　隠：１０　セ：１５
イエローエリア（木更タタラ街Ｃ４）の高級マンション相当

NORMAL　OUTFITS

　“弥勒”サングラス　“ＮＩＫ鑑札”　“ＢＨＫ鑑札”　ホルスター

三室トーマ：子分（エキストラ）

CYBERWARE

“IANUS�U”　“オーヴァードライヴ”　“パンサー”　“オートマン”
“アイ・オヴ・ザ・タイガー”　“イア・オヴ・ザ・ドラゴン”
“Ｓ．Ｓ．Ｋ”

TORONZ

“ポケットロン”　“IANUS�U”

ＶＥＨＩＫＬＥＺ

“ＪＯＪＯ”スクーター

WEAPONZ

ARMOURZ

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